大便のにおい?!ドリアンが臭いというのは本当か?

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便のにおいかと思ったって言われました…。

大便のにおい?!ドリアンが臭いというのは本当か?

・パクチーの不思議
・南の島からの生命の旅の予感
・ドリアンの匂いは便の匂い?!
・普通に美味しかったドリアンの味

・パクチーの不思議

日本ではレストランなどでパクチーを入れる際に、店員さんからパクチーを入れてもいいですか?とわざわざ聞かれる場合がある。ぼくにはそれが不思議で仕方なかった。パクチーを臭いとか苦手だという感性が一切わからなかったからだ。

そのように入れていいですか?と聞かれて初めて、ああパクチーを苦手だという人がいるのだなと知ったのだが、それまではそれを臭いと思う人とか苦手だと思う人がいるということすら思いもよらなかった。なぜなら、ぼくにとってパクチーの風味や味はとても自然に受け入れられるものだったので、それに違和感を覚えるなんて考えつきもしなかったからだ。

 

 

・南の島からの生命の旅の予感

ぼくのようにパクチーが全然大丈夫な人と、パクチーが苦手な人というのは何が違うのだろうか。ぼくは家庭で幼い頃からパクチーに慣れ親しんだ生活をしてきたわけでもないし、環境の要因によるものではないだろう。やはり遺伝子の影響だろうか。

パクチーは東南アジアや台湾を旅行すると当然のように料理に入っている。パクチーを嫌いだという人は東南アジア旅行や台湾旅行をあまり楽しめないのではないだろうかと心配してしまうほどに、本当にあらゆる料理の薬味として入っている。これはおそらく東南アジア人や台湾人にはパクチーを嫌だと感じる人が極端に少ないことを意味しているのだろう。

逆に日本に近くても北の国々となるとパクチーを利用する機会は少ないようだ。日本には南の島々や大陸などさまざまな場所からご先祖様が旅して入り込んだと言われているが、もしかしたら南の島々から来た先祖の血が濃く残っている人はパクチーが大丈夫で、逆に北や大陸から来た人の血が濃い場合にはパクチーを苦手となる性質があるのかもしれない。

ぼくは自分自身を観察すると、割と顔も濃いし、やや毛深いし、背も低いのでなんだか自分は南の島々から日本に来たような気がしている。さらにパクチーの風味をとても自然に美味しく感じられることも、その思い込みを助長する要素になってしまっている気配がある。

 

 

・ドリアンの匂いは便の匂い?!

くさいくさいと言われている南の食べ物の代表格に、ドリアンという果物がある。ぼくは友達と行ったシンガポールの夜店で、何の果物かわからないままドリアンを買ってホテルに持って帰ったことがあった。むいていない状態ならこれがドリアンとわかったかもしれないが、むかれていた状態で売られていたので何かわからないけれど美味しそうだと思っただけで正体不明のままぼくはその果物を持ち込んだ。

ぼくはその匂いが全く気にもならなかったが、友達が突然なんだかくさい匂いがすると言い出した。なんでも彼は最初それをくさい便の匂いだと思っていたらしく、ぼくが何を食べたのだろうかとものすごく怪しく思っていたらしかった。彼はぼくがトイレで出した便の匂いがずっと部屋中に充満していると思っていたらしいのだ!なんと失礼な!

しかしあまりにもぼくの便だと予測される匂いがずっと部屋から消えないのであまりに不思議に思って彼はぼくに部屋じゅうに充満するくさい匂いについて遂に言及してきたのだった。もう一度言うが、ぼくはまったくこの匂いを臭いとも思わなかったし全然気にもならなかった。彼だけがこの匂いがものすごく気になるらしかった。

匂いの正体をさぐっていくうちに、ぼくが夜店で買ってきた正体不明の果物にたどり着いた。そして彼はすぐにそれをドリアンだと見抜いたのだった。ドリアンが臭いと風の噂で聞いたことはあったが、彼のようにそれをものすごく臭いと思う人もいれば、ぼくのようにまったく気にならない人もいるとは初めて知った。

 

 

・普通に美味しかったドリアンの味

この果物が彼にとってそんなに臭いとは申し訳ないと思い、早速ドリアンを食べ始めた。ぼくはくさいとも思わないし、マンゴーやドラゴンフルーツを食べるような感覚で普通に美味しいなーと言いながら食べていた。

彼はと言えば、便に匂いに感じるそれを食べるのにかなり抵抗があるらしく、ものすごい葛藤の上やっと食べていたが、その味に悶え苦しんでいた。やはり匂いが無理な人は味にも無理があったようだ。

やはりぼくには他の日本人が奇妙だと感じる南の食べ物を全く抵抗なく自然と食べられる習性があるようだ。ドリアンの出来事からも、ぼくのご先祖には南の島々から海を渡って日本にやってきた人々の血が濃いのかもしれないと、次第に確信を持ち始めている。

 

 

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