本当だからマジで気をつけて!!!!!
ミャンマーでの両替は米ドルかユーロの新札を用意しなければ拒否されるというのは本当か?
・ミャンマーでは新札じゃないと両替できないというのは本当か?
・蒼くんと無事にバガンのホテルで集合
・ミャンマーでは新札じゃないと両替できないというのは本当だった!
・大損するから絶対に”新札”を用意してミャンマーに入国しよう
目次
・ミャンマーでは新札じゃないと両替できないというのは本当か?
3年前くらい、ぼくは友達の蒼くんとミャンマー旅行を計画した。ぼくは沖縄、蒼くんは大阪に住んでいたので、ミャンマーのバガンのホテルで待ち合わせすることにした。ミャンマーの通貨は”チャット”と呼ばれるが、ここで注意しておかなければならないのは、ミャンマーでチャットに両替するために日本円はほとんど使えないということだ。基本的には米ドルかユーロからしか両替できず、ぼくたちが日本からミャンマーへ旅行する際には、日本で米ドルかユーロを用意しておかなければならないということだった。
さらに重要なことは、米ドルもユーロも”新札”じゃないと両替してくれないという情報だった。ぼくはこの情報を見たとき、本当かなと疑わしく思った。新札じゃないと換えてくれない両替屋さんなんて、世界のどこでも見たことがない。しかし重要な情報だったので、ぼくは蒼くんに事前にきちんと電話で伝えておいた。
「ミャンマーで両替するために、アメリカドルかユーロを用意しておかないといけないよ!しかも新札じゃないと両替拒否されるらしいから気をつけて!ちゃんと新札をもらってきてね!」それを聞いて蒼くんは了承していた。
・蒼くんと無事にバガンのホテルで集合
さて、いざミャンマーに着いてぼくはひとりでマンダレーとインレー湖を観光した後にバガンに到着し、ちゃんと蒼くんに会うことができた!蒼くんは英語も喋れないし海外旅行2回目だし大丈夫かなと心配していたが、きちんとホテルで出会えたので安心した。しかし蒼くんのこれまでの顛末を聞くと、彼は全然大丈夫じゃなかったのだ!!!!!
・ミャンマーでは新札じゃないと両替できないというのは本当だった!
なんと彼はぼくがあれほど注意していたのにもかかわらず、金券ショップの方が為替レートがいいからと、新札を用意できない金券ショップで米ドルを入手したというのだ!ぼくの場合は郵便局で日本円から米ドルに両替したのできちんと新札でとお願いしたら新札をくれたが、金券ショプというのはそういうサービスは実施されておらず、いかにも使い古しのような米ドルを受け取ったというのだ。新札には見えなかった米ドルだが、そんなに汚い訳でもないのできっと大丈夫だろうと、ちょっと為替レートで節約したいからといってそのまま金券ショップで使い古しの米ドルを手にしたまま、蒼くんはミャンマーのマンダレーに到着した。
さてマンダレー空港で米ドルからミャンマーチャットに両替しようという場面で、彼はきっと大丈夫だろうとたかをくくって両替所のおじさんに米ドルを見せた。おじさんはまじまじと蒼くんの米ドルをチェックし、じっと眺め、その結果彼に言い放った。「これは新札じゃないから、両替はできません。」
蒼くんはその瞬間に青ざめた!本当に噂は本当だったのだ、新品の米ドルじゃないと両替できなかったのだ。こんなにも厳密に新札かどうか検査されるとは思いもよらなかった(ぼくはちゃんと教えたのに!)蒼くんは、マンダレー空港からそのまま出ることもできずに困惑して慌てふためいたという。なんせミャンマーのお金を手に入れる手段を失ったのだから、彼の絶望感は想像するに余りある。
・大損するから絶対に”新札”を用意してミャンマーに入国しよう
彼は当然のようにおろおろし、困惑し、何度頼み込んでも拒否されて両替できなかったので、外に出てみるとそこにはタクシーが止まっていた。タクシーのおじちゃんが客引きをしてきたが、ミャンマーのお金がないのだということを何とか伝えると、オッケー俺が両替してやるよ!と言わんばかりに蒼くんをタクシー会社まで連れて行ったらしい。そこでひどい極悪レートで両替されることになってしまったが、彼にとってはどんなに極悪レートでもミャンマーのチャットを手に入れられるだけでありがたかったので、ありがたやーありがたやーと思いながら両替してもらったという。彼は日本でちょっと為替レートをケチって金券ショップで両替してしまったばっかりに、ミャンマーでさらに大損の極悪レートで両替しなければならない羽目になってしまったのだ!
しかもタクシーのおっちゃんはチップまでねだり、もはやミャンマーチャットを手に入れられた安心で感覚が麻痺してしまっていた蒼くんは、タクシーのおっちゃんのチップを渡し、しかもなんか知らんが横に一緒にいた少年までチップをねだってきて、いやお前はなんもしてないやろという感じだったが、仕方ないので少年にまでチップを渡し、つまりは最終的にはかなりの大損をしながらミャンマーチャットをなんとか手に入れたという話だった。
ぼくはその話をバガンのホテルで蒼くんに聞かされて爆笑し、きちんとインターネットで事前に情報収集する重要性を思い知らされた。それにしても今回のことで、日本人はチョロいもんだとミャンマー人のタクシー運転手に思われなかっただろうか、きっと思われたことだろう。もしもミャンマーで両替したいとお考えの皆様は、ぼくの友達の蒼くんを踏み台にして、絶対に米ドルかユーロの”新札を”日本で入手してミャンマーに入国すべきだということを、この記事で皆様に伝えたい。