本来あるべき下ネタの姿とは?!男でも下ネタが嫌いな人や苦手な人がいるというのは本当か?

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ぼくは男だけれど、恥ずかしいから下ネタが苦手だ!

本来あるべき下ネタの姿とは?!男でも下ネタが嫌いな人や苦手な人がいるというのは本当か?

・下ネタとは何か、その正体を徹底考察してみた
・世界中どこへ行っても人々は下ネタで笑い合える
・男でも下ネタが嫌いな人や苦手な人がいるというのは本当か?
・ぼくは恥ずかしいから下ネタが苦手
・生殖器周辺は決して見下されるべきではないとぼくが医者として考える理由
・本来あるべき下ネタの姿とは?!

・下ネタとは何か、その正体を徹底考察してみた

下ネタというのは、人間同士のコミュニケーションにおいて重要な項目だ。下ネタに厳格な定義はないだろうが、大まかに言ってしまえば生殖器周辺の話題ということになるだろう。人間は他の動物とは異なり、衣服などで生殖器を隠し、自分は生殖器なんてついていませんというような顔つきをして社会を渡って行かなければならないという風習がある。動物のように尿や便を排泄することもなく、情けない顔をして発情し性的行動を引き起こすこともないというような雰囲気を醸し出しつつ生きていくことは、文明社会を渡っていく上での最低限のマナーである。

にも関わらずそんなことは真っ赤な嘘だということは、この社会の中で誰もがわかっているしお見通しである。どんなに必死になってパンツとズボンを二重に重ねて生殖器を隠していたとしても、人間に生殖器がついていることは周知の事実であり、排泄をしたり性的行動を引き起こしているということも、人間として生きていく以上ごく自然で分かり切った現象だ。ぼくたちは生殖器を必死に隠しているが、誰もに生殖器がついているということがバレているという矛盾した社会の中で生きている。

バレているのに必死に隠している中で、誰かが敢えて踏み込んで生殖器周辺の話題を話し始めたとする。するとなんだやっぱりみんな同じなんだ、同じように動物的で、同じように野蛮で、同じように不潔であり、同じようにいやらしく、同じような生殖器の構造と働きを持っており、同じように快楽を得ているのだという事実を共有でき、自分はひとりではなかったのだと安堵し、心が癒されたり嬉しくなったりする。それこそが下ネタという会話の正体ではないだろうか。

 

 

・世界中どこへ行っても人々は下ネタで笑い合える

ぼくが世界一周の旅の途中で世界中の人々と会話する時にも、下ネタというのは重要だと思い知らされた。やはりどんな国の人でも、どんな年齢の人でも、分け隔てなく面白いと興味を持ったり話したくなる話題というのは、人間にとって普遍的な物事についてだ。日本人であろうと、韓国人であろうと、ネパール人であろうと、イラン人であろうと、アメリカ人であろうと、みんなが面白いと思える、みんなの中に共通して持っている楽しい話題といえば、やはり下ネタへと行き着くだろう。なぜなら人間である限り誰もが、生殖器を持っているからだ。日本人だから生殖器を持っているけれど、アメリカ人が生殖器を持っていないなんてことはありえない。そして同じ人間であるからには、その生殖器の動物的で恥ずかしい役割や働きも全く同じである。そして世界中の誰もが生殖器周辺の物事に興味を持ち、その話題を楽しむというのも世界共通である。

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・男でも下ネタが嫌いな人や苦手な人がいるというのは本当か?

男であろうと女であろうと下ネタの話題を楽しむだろうが、社会の中でおおっぴらに下ネタを楽しんで会話するのはどちらかというと男だという気配がある。男で下ネタが嫌いな人はいないだろうと思い込まれている節があるし、飲み会でも男が恥ずかしがって下ネタを言わないのは変な感じがするけれど、女性が下ネタを恥ずかしがって言わないのは普通のことだと見なされている。

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世の中では男はみんな下ネタが好きなはずだという固定観念が先行し、男で下ネタの会話に喜んで参加しないのは本当は興味があるくせに隠しているむっつりスケベだと見下されてしまうことすらあるという。しかし本当に男ならばみんながみんな下ネタを言うことが好きなのだろうか。本当に下ネタが苦手な男子というのは存在しないのだろうか。

 

・ぼくは恥ずかしいから下ネタが苦手

告白すると、ぼくも下ネタは苦手だ。理由はただ単に、恥ずかしいからだ。気心知れた仲のいい人々ばかりでもない場所で、おおっぴらに敏感で恥ずかしい会話をあまりしたくないというのが本音だ。

しかしぼくの中では、下ネタというのは2種類あると思う。本当にただ純粋に一般的な下ネタを楽しもうとしているタイプと、下ネタを利用して個人的な心のドアをこじ開けようとしてくるタイプだ。前者の方は何の悪意もなくただ純粋に楽しいのでぼくもそんなに苦手ではないが、後者の方は下ネタを利用してくる感じが気持ち悪くてどうしても苦手だし、遠ざかりたくなる。相手がやたらとこちらの性的事情を聞きたがったり、その情報を弱みとして噂のタネに利用してやろうというような魂胆が見え見えなときは本当に気持ちが悪い。

下ネタとしてこちらの性的事情を聞きたがることで純粋に清らかな気持ちで仲良くなろうとしてくれているのならばまだいいが、そうでもないただの下劣な興味本位のことが多いのはやりきれない。こっちだって、別に本当に心を許している人ならば下ネタでも何でも共有しているのだ。この人は下ネタをいうほど心を許すべきではないと感じているから、心を閉ざして下ネタを共有していないだけなのに、下ネタを楽しみたいわけではなくそれを利用してこちらの性的事情を興味本位でただ知りたいだけの理由で、無理矢理に心のドアをこじ開けてこようとするやり方が本当に下品で苦手である。無理矢理にこじ開けられようとすると、頑なに心を閉じてしまうのが人間の習性だろう。ぼくはそんな人に、心を開いて弱みや下ネタを共有したいとは思えない。

 

・生殖器周辺は決して見下されるべきではないとぼくが医者として考える理由

そもそも下ネタというのはどうして「下」なのだろうか。生殖器は下の方についているからだろうか。でも人間の肉体からすれば、生殖器って真ん中くらいではないだろうか。どうして中ネタではなく、下ネタなのだろうか。人間は自分の中心が顔だと思っているから、生殖器は顔より下にあるから下ネタなのだろうか。

この「下」という字がついているから、どうも下ネタというのは見下される傾向にあるような気がする。他の話題に比べて卑劣で下品だと思われているのだ。しかし本当にそうだろうか。

ぼくは医者として病院で働いて、生殖器周辺の機能の重要性を嫌というほど思い知らされた。生殖器周辺が病気できちんと機能しなくて困る人というのはいっぱいいるのだ。排尿だって排便だって、とても複雑な神経と筋肉がいくつも調整し合って成し遂げられる神秘的な現象なのだ。そして排尿や排便のことをみんな普段は下ネタとして笑っているけれど、これらができなくなると人体にとって致命的な状態となっていく。正常な排尿や排便は見下すべき行為ではなく、人体にとってとてつもなくありがたい営みなのだ。

さらに生殖器の結合によって、全ての人間の生命は誕生した。この世で生殖器によらないで誕生した生命があるだろうか、いや、ない。誰もが生殖器の産物であり、全ての生命のエネルギーの根源は生殖器なのだ。だから生殖器を「下ネタ」などと見下すということは、ぼくたち全ての人間の生命を見下すことへとつながる。果たしてそのような姿勢で生きていてよいのだろうか。ぼくたちはもっと自分の生命を大切にするのと同じように、生殖器を大切に扱うべきではないだろうか。

 

 

・本来あるべき下ネタの姿とは?!

日本一周の旅をしていて初めて気づいたことは、日本では生殖器崇拝が非常に盛んだったということだ。日本全体に満遍なく、おそらくどの都道府県にも生殖器崇拝は存在しており、その信仰深さに驚きと敬意を抱かずにはいられなかった。日本人は生殖器を見下すことなどせず、古代からきちんと大切なものとして、全ての生命の根源として、神様として、祀り続けてきたのだ。

例えばこのような素晴らしい生殖器の文化について深く語り合うことが、日本人にとっての本来の「下ネタ」だと感じるし、そのような素晴らしい下ネタならばぼくも大歓迎で議論に加わるだろう。

 

 

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