シルクロードの国々では格安!メロンやスイカは高級品だというのは本当か?

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シルクロードはとにかくメロンとスイカが安い!!!!!

シルクロードの国々では格安!メロンやスイカは高級品だというのは本当か?

・世界を旅して、犬の見方が変わった
・メロンやスイカは高級品だというのは本当か?
・ウズベキスタンのヌクスでは、巨大メロン1個50円!
・ウズベキスタン鉄道の車掌さんがメロンをお裾分けしてくれた思い出

・世界を旅して、犬の見方が変わった

世界を旅していると日本と世界の間にはこんなにもギャップが存在しているのかと驚き、物事に対する見方が180度変わってしまうことが多々ある。例えば”犬”という動物に関してもそうだ。日本で生まれ育ってきたぼくにとって、犬と言えば人間に飼われている”人間の友達”とか”仲間”とか”相棒”という観念が強く、人間に飼われているからこそ他の動物と比べて豊かで裕福な暮らしをしている、割と高級な動物というイメージを持っていた。

しかし世界特に発展途上国を旅していると、犬というのは人に飼われているというよりもむしろその辺でウロウロしている汚く、みすぼらしく、惨めな野生動物だという見方が強くなった。別に犬の悪口を言いたいわけでは全くなく、これはぼくが世界一周して見てきた世界的な”犬”というものに関する総合的で率直な感想である。日本のように首輪を付けられてお散歩されている犬というのは、世界的には非常に恵まれている幸せな犬なのだと思い知ることができた(まぁ犬が何を幸せと感じるかなんて人間のぼくには分からないのかもしれないけれど)。

汚いだけならまだいいが、外国の犬というのは日本のように狂犬病が根絶されているわけではないので、道を歩いていて威嚇してきたり吠えてきたり追いかけられたりするともはや命の危険を感じてしまう。万が一犬に噛まれて狂犬病を発症したら、死亡率は100%に至ってしまう。世界を旅してからというものぼくは犬というものは人間の友達どころか、人間を死に至らしめる非常に危険なもの、”人間の敵”にもなり得るのだと強く実感した。

 

・メロンやスイカは高級品だというのは本当か?

犬と同じようにイメージが180度変わったものに、スイカやメロンなどのフルーツがある。日本に住んでいるとスイカは夏にだけ食べられる特別なもの、メロンは入院のお見舞いに持って行っても恥ずかしくないような高級で贅沢な果物というイメージがあった。もちろん日本のスイカやメロンは非常に美味しいので味に関しても申し分ないが、それ以上に”高級”で”特別”だというイメージが先行するのだ。

ぼくは今「シルクロードの旅」をしている最中で、中国の西安からイタリアのローマまでなるべく陸路で旅をしようと挑戦している。中国や中央アジアの賑やかな市場を巡って抱いた感想は、とにかくぼくの大好きな果物が安いということだ。まぁ発展途上国なので日本と比べて全ての物価が安いと言われればそれまでなのだが、そんな果物の中でも特にメロンやスイカが格安であるということに驚かされた。

 

シルクロードの旅路ではメロンやスイカがそこらじゅうで大量に売られていて一般庶民でもみんなが気軽に食べているので、日本とは異なり値段が安いのだろうとぼんやり予想してはいたが、実際に料金を尋ねてみると桁違いだった。中国ウイグル自治区の西の果ての街カシュガルで日曜日に開催される、まさにシルクロードの熱気をそのまま感じられる動物マーケットでメロンの値段を聞いたら、巨大なメロンが1個100円だと言われて驚愕した!え?!このメロンが100円?!そんなことある?!

その安さに思わず購入してしまったが、味は日本のメロンと変わらず非常に甘くて美味しかった。日本では何千円も出さないと味わえないメロンの幸せが、ウイグル自治区では100円で体験できるなんて世の中は理不尽だとしか言いようがない。改めて物の値段というものは需要と供給で成り立っているのだなぁとひしひしと思い知らされた。きっとシルクロードの世界では、メロンが大量に作られているのだろう。

 

・ウズベキスタンのヌクスでは、巨大メロン1個50円!

その後キルギスに入ると同じくらいの大きさのメロンは150円くらいになったので、あぁやっぱり中国ウイグル自治区がシルクロードの中で最もメロンが安かったのかなぁと思いきや、先日ウズベキスタンのカラカルパクスタン共和自治区の首都ヌクスで、同じような大きさのメロンが1個50円だったので腰を抜かした。こ、この旅の中でのメロンの最安値だ〜!

ヌクスの市場では他の店では基本メロン1個100円だったが、この店だけは50円だったのだ。50円のメロンなんて人生で初めて見たと感動し、またしても思わず購入してしまった。メロンというものは意外と重く、ホテルまで持って帰るのに非常に苦労した、腕が引きちぎられそう…。きっとメロンってほとんどが水分なのだろう。そしてホテルで50円のメロンを食べてみるとやや水気が多く甘すぎる感じだったので、なるほど食べ頃を過ぎていたメロンだったからあの店だけ特別に安かったのなぁ、やっぱり安かろう悪かろうだなぁと市場原理を学ぶことができた。

ちなみにヌクスの市場では、巨大なスイカもメロンと同様に100円だった。もはや自分の中のこれまで日本で培ってきた価値の判断基準が崩壊してしまうほどの激安ぶりだ。

 

・ウズベキスタン鉄道の車掌さんがメロンをお裾分けしてくれた思い出

ぼくは重かったことにも懲りず、ヌクスで2回もメロンを買ってしまった。2回もメロンを買ったのは、ヌクスに来るまでの電車の中で特別な思い出があったからだ。ぼくはウズベキスタンのヒヴァからヌクスまで鉄道で移動した。これまで首都タシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァと全て鉄道で移動してきたが、どの電車も満員だった。今回もどうせ満員と思いきた、ヒヴァ発ヌクス行きの車内は何と乗客が3人しかいなかった。こんなこと初めて!やっぱりヌクスはウズベキスタンの中でもかなり不便な場所だし、旅行者の定番コースからも外れているからだろうか。

ぼくは自分がほとんど誰も行かないような辺境の地へと足を踏み入れていることを感じた。ウズベキスタン鉄道には新幹線のような最新で豪華な車両と、エアコンもないような旧式のオンボロ車両があるのだが、今回は後者の方だった。真夏のウズベキスタンでエアコンがなく窓からの風で涼むしかないのは地獄なのだが、そんな時に嬉しいサプライズがあった。何と車掌さんがいきなりメロンを持ってきて、3人の乗客のために切ってくれたのだった!わーこんなサービス初めて!しかし電車にそんなサービスあるわけがないので、これは車掌さんの優しさのお裾分けだったのだろう。

旧式の車両の中が暑かったせいもあり、この時に食べた水分たっぷりのメロンが非常に美味しかったという素敵な思い出があったので、ぼくはその後ヌクスでメロンを2回も買ってしまったのだった。聞くとカラカルパクスタン共和自治区は農業中心の地であり、メロンが名物なのだそうだ。やっぱりヌクスのメロンって美味しくて有名なんだなぁ。しかしぼくの中ではメロンの美味しさというよりもむしろ、メロンを乗客に配ろうとした車掌さんの恵みの心、慈悲の心に惹かれていたのかもしれない。

 

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