車所有率ほぼ100%?!沖縄の大学生はみんな車を持っているというのは本当か?

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みんな車を持ってるから驚いた!!!!!

車所有率ほぼ100%?!沖縄の大学生はみんな車を持っているというのは本当か?

・ぼくは沖縄の大学へと進学した
・なんと沖縄には電車が走っていなかった!
・沖縄の大学生の車事情とは?運転免許を取得して車を所有するまでの道のり
・沖縄の大学では同級生のほぼ100%が車を所有していた
・大学時代沖縄で買ったマイカーで日本一周の冒険に出て、北海道の最北まで!

・ぼくは沖縄の大学へと進学した

関西出身のぼくは医者になるために沖縄の大学に進学した。なぜわざわざ沖縄の大学を選んだのかというと、寒いのが苦手で温かい場所に憧れていたからだ。また10代の頃より自分の中の旅する本能に気づいていたのかもしれない。周囲の友達はみんな地元の関西の大学に行きたがっていたが、ぼくはなぜだか誰も知っている人のいないような遠くの国へ行きたいと願っていたのだ。

とは言うものの、ぼくはそれまで人生で一度も沖縄に行ったことがなかった。だから初めて沖縄を訪れたのは医学部の入学試験の時である。ぼくの中の沖縄のイメージは、まさにテレビから流れてくるような青く美しい海に囲まれた南の島のリゾート地であり、それ以上には何ひとつ知らなかった。沖縄とは一体どのような場所なのだろうか。今思えば本当に何ひとつ知らない状態で琉球大学に合格してしまった。

 

 

・なんと沖縄には電車が走っていなかった!

沖縄が他の日本と違う最も大きな点は、電車が走っていないということだった。那覇市内ならばモノレールが走っているが範囲が非常に狭く、琉球大学も那覇市ではなかったので電車とバスを乗り継いでたどり着かなければならなかった。しかし電車もないのに沖縄の人々はどうやって広い沖縄本島を移動しているのだろうか。

その答えはなんと「車」だった。沖縄の人々はみんな車でいろんな場所を行ったり来たりしていたのだ。そしてこの事実は沖縄に移住するぼくにとっても重要な意味を持つものとなった。大学生として移住するからには自分も自動車の運転免許をきちんと取得し、車を所有し、車を運転しながらの大学生活をする必要があるということを意味していたからだ。

 

・沖縄の大学生の車事情とは?運転免許を取得して車を所有するまでの道のり

大学生といえば時間があるので、その間に運転免許を取得するというのは普通のことかもしれないが、大学生で車を所有することになるとは夢にも思わなかった。もちろん車がなくても沖縄で生活することができることはできるが、かなり不便で大変な思いをすることになるだろう。周りの同級生達も早く車の免許をとって当たり前という雰囲気だったし、学生であっても車なんて持っていて当然という風潮が広がっていた。特に沖縄の生活事情を知っている沖縄出身の同級生にその傾向は顕著であり、中には入学前から免許を持っていたり車を所有している人も当たり前のようにいた。車がないと家から学校まで通えないからだ。

県外からやって来た沖縄事情にかなり疎いぼくも、その雰囲気を感じ取って、1年生の夏休み期間を利用して宜野湾自動車学校で自動車免許を取得した。琉球大学からだと一番近かったし、宜野湾自動車学校までバスで送り迎えしてくれるから便利だった。他の同級生もほとんどが時間のある1年生の間に免許を取っていた記憶がある。1年生で運転免許を取得したものの、沖縄の生活事情に疎い両親は用心深く、車を買うのを許してくれたのは3年生になってからだった。

琉球大学医学部の徒歩圏内に大きなスーパーはない。引っ越して来たばかりで何も知らなかったぼくはバスに乗って遠くのスーパー(サンエーやマックスバリュー)などに通っていたがものすごく面倒だし無駄な時間だった。自転車を買ってからは自力でスーパーに行けるようになったもののやはり自転車でもスーパーは遠かったし、沖縄の炎天下の中で買った食品を自転車で運ぶのはかなりの重労働だった。入学からちょっと経って周りの友達が車を買ってもらったのに便乗して、スーパーに出かけるときは連れて行ってもらったりして何とか生活していた。

 

 

・沖縄の大学では同級生のほぼ100%が車を所有していた

3年生になるとぼくも車を買ってもらい、やっと「沖縄の大学生」という風格が高まってきた。本当に沖縄の大学生が車を持っているということは”当たり前”なのだ。他の学部はどんな感じかわからないけれど、ぼくが車を買った頃には大げさではなく同級生のほぼ100%が車を所有していたように思う。逆に車を持っていない人や免許を持っていない人は、なんで持ってないの?!と奇妙な目で見られるほどだった。同級生にはいなかったが運動神経がかなり悪いので運転免許を取らないまま大学を卒業したという人がいたが、めちゃくちゃ珍しがられていた。

しかし大学側の学生が車を持っていることを前提としてカリキュラムを組んでくるので、車で40分かけて行かなければならない中部病院に実習で行かなければならないということもザラにあった。もはや学生にとっても大学にとっても、車を持っていることなんて生活の前提であり、当たり前だと見なされているからすごいことだと思った。沖縄ではない大学生の場合には、ここまでみんなが車を持っているということなんてないだろう。沖縄では大学生が車を持っていることは、贅沢なことではなく、生活や学生生活に必要なことなのだ。

 

 

・大学時代沖縄で買ったマイカーで日本一周の冒険に出て、北海道の最北まで!

ぼくは今でもこの大学時代に買ってもらった車に乗っている。大学時代は車なんて移動さえしてくれればなんでもいいと感じていてあまり愛着もなかったが、最近になって「車中泊」という技を覚えて車への愛着が格段に高まった。日本ではホテル代が高いので、車で寝泊まりすればものすごく安く済んでしまうのだ!移動してくれる上にホテルにまでなるなんて、車というものはなんて便利な機械だろうと驚いてしまった!

最初は紀伊半島一周の旅で人生初の車中泊の旅に挑戦し、次に九州一周四国お遍路の旅を経て、最終的には日本一周して北海道の北の最果てまでマイカーで行ってしまった!まさか沖縄で買ったこの車で北海道の稚内まで行くことになるとは夢にも思っていなかったし、これからもその感動と冒険心を忘れずに車という相棒と共に旅を続けて行きたい所存である。

(写真は札幌に駐車している沖縄ナンバーの車!)

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