家族内敬語に目上目下の上下関係!韓国は儒教思想の強い国であるというのは本当か?

 

東アジアで最も儒教色が強いと感じた国は韓国だ。

家族内敬語に目上目下の上下関係!韓国は儒教思想の強い国であるというのは本当か?

・儒教は東アジア人の思想を支配している
・「長男だから〜すべき」という古めかしい儒教的意見
・自分や自分の家族をへりくだらなければならない儒教的強要
・家族に対してさえ敬語を使わなければならない韓国の敬語システム
・目上目下を無理矢理に分けられ敬うことを強要される儒教的社会

・儒教は東アジア人の思想を支配している

儒教は紀元前の中国で生まれ、その観念は多かれ少なかれ東アジアを支配している。日本にも人間を目上目下と分類したり、敬語を使わなければならないなど儒教的側面を示す文化が根強い。しかしぼくが中国大陸横断の旅をしていても、ほとんど儒教の香りを感じないことは意外だった。大学で中国語を学んだときにも中国語には敬語がほとんどなかったことは興味深かったが、実際に中国を渡り歩いても、人間を目上目下に分断して、目上には礼儀正しくふるまい、目下にはぞんざいな態度でもゆるされるというような儒教的気配は感じられなかった。

儒教を生んだ国!中国には敬語がないというのは本当か?

もちろんちょっと旅行しただけでその国の本質がわかるわけもなく、実際に家族の中に入り込んでみたり社会に溶け込んでみないと本当のことはわからないのだろうが、ぼくが中国大陸横断の旅をした限りでは、もはや中国は儒教というものを脱却しているのかと思わせられるほど儒教の匂いがしなかった。

 

 

・「長男だから〜すべき」という古めかしい儒教的意見

ぼくが世界中を旅してきて、最も儒教的だと感じたのは韓国や韓国人である。ぼくには韓国人の友達が何人かいるが、彼らの発言や態度を見ていると、他のどこの国よりも、日本よりもはるかに儒教的な観念の中を生きているのだろうと気づかされた。ここではその例をいくつか見ていこう。

ぼくが韓国人の友達と喋っていると、彼からごく自然に「長男だから〜しなきゃね」とか「長男ならば〜すべきだよね」という発言が聞かれた。これはまさに兄弟の中に階級を設ける儒教的発想ではないだろうか。ぼくは日本人として生まれ育って、長男だから〜しなければならないなどと言われたこともないし、周囲の人がそんなことを言っているのを聞いたこともない。長男だから〜だとか、次男だから〜だとかいうのって、ちょっと昔の古めかしい発想ではないだろうか。

韓国は儒教的な国だと聞いたことはあったが、本当にそうなのかもしれないと「長男」の発言を聞いて思った。よく言えば伝統的な、悪く言えば古めかしい世界の中を生きているのだなという印象だった。

 

・自分や自分の家族をへりくだらなければならない儒教的強要

ぼくが一緒に働いていた中に在日韓国人の人がいたが、彼はよく自分の弟のことを「愚弟(ぐてい)」と呼んでいた。こんなことを言う人は日本人にはいなかったので驚いた!

この「愚弟」という発言も、自分や自分の家族を落としておいて相手を持ち上げなければならないという儒教的な「謙譲(けんじょう)」の発想から来るものだろう。儒教の世界では相手を相対的に持ち上げるために自分や自分の家族を落とさなければならないので、自分のことを「小生」と言ったり、自分の子供のことを「愚息」などと言ったりもする例もある。しかしまさか自分の弟まで落とす「愚弟」という表現まであるとは知らなかった!まさに儒教的要素の濃厚な韓国という異文化を見ている思いがした。

 

 

・家族に対してさえ敬語を使わなければならない韓国の敬語システム

ロシアのシベリア鉄道の旅をしているときに、シベリア鉄道の中で韓国人青年と仲良くなりいろいろな話題を話したが、やはり韓国では日本よりも上下関係が厳しいのかもしれないと感じられた。彼が言うには韓国では、自分のお父さんやおじいちゃんに話すときでも敬語を使わなければならないということだった!

自分の家族なのに敬語を使わなければならないなんて、そんな堅苦しい話があるだろうか!最も心を近くに置いておきたい家族に対してさえも、精神的距離感を強要される敬語というシステムを導入しなければならないなんてなんだか寂しいし変な感じがすると思ったが、まぁ文化の違いだと言われればそれまでである。

 

 

・目上目下を無理矢理に分けられ敬うことを強要される儒教的社会

800kmを約1ヶ月かけて歩くスペイン巡礼の旅の途上には、本当にたくさんの韓国人がいた!韓国ではドキュメンタリー番組の影響で、スペイン巡礼が流行しているのだそうだ。スペイン巡礼の旅の途上でたくさんの韓国人を観察していても思ったことは、やはりふるまいが儒教的だということだった。彼らの中にはやたらとペコペコと頭を下げてお辞儀をしながら歩いている人がいた。おそらく先輩と後輩か、年上と年下かで一緒に歩いているのだろうが、そのように人間に目上目下という階級をつけて、その上で目下は常に目上を敬う態度を取らなければならないのだという濃厚な気配が感じられた。

この目上目下という制度は日本にも濃厚に残っており、誰もが平等な世の中でそんなものあるはずがないと冷静に考えてみればわかりそうなものだが、その伝統やしきたりは受け継がれ今日の日本を支配している。無理矢理に目上目下を設定され、思考停止の尊敬を強要され、さらには言語形態まで変えなければならないという儒教的社会を、日本も韓国も形成している。濃厚な儒教的社会を生き抜いている日本と韓国だが、ぼくは旅をして様々な韓国人と触れ合う中で、最も儒教色が強い国というのは韓国ではないかという感想を持っている。

 

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