髪が腰まで伸びるのに必要な期間は何年？男の髪でも腰まで伸びるというのは本当か？
・旅人になってぼくは髪を切らなくなった
・男のぼくが髪を伸ばして初めて気づいたこと
・人間の髪は一体どこまで伸びるのだろうか
・男の髪が腰まで伸びるのに必要な期間は何年か？
・旅人になってぼくは髪を切らなくなった
ぼくは３年間医師として働いた後、ずっとやりたかった世界一周の旅に出た。旅をしてもう３年ほどになるが、実はその間、全く髪を切らなかった。特に理由があって髪を伸ばしていたわけではないが、髪を切るにも無駄なお金がかかるし、男で髪をお団子にするマンバンという髪型をしてみたかったし、世界一周して外国で髪を切るとどんな仕上がりになるかわからないしというないしということで、特に髪を切る理由が見当たらないままに髪が伸びていったのだった。
また精神的な意味合いとしては、旅の記憶や経験が髪に宿っているという感覚があったのかもしれない。こういうのは全て感性の問題なので証明のしようもないが、男でも長髪にする傾向のあるチベット人やネイティブアメリカンのメンズと同じような感性だろうか。とにかく旅というのは遊びや道楽ではなく孤独な魂の修行であり、その魂の日々が髪に閉じ込められているというような不思議な感覚をぼくは得たのだった。
・男のぼくが髪を伸ばして初めて気づいたこと
ぼくは髪を伸ばしたことが人生で一度もなかったので、髪を伸ばしてから気づいたことがたくさんあった。まず基本的なこととして、長髪というのは鬱陶しい。暑いし、邪魔だし、食事中に食べ物につきそうになるし、いいことなんてあんまりなかった。女の人は髪の長い人が一般的に多いが、彼女たちは生活の中でよく頑張って髪と向き合って生きているんだなぁと感心した次第である。やっぱり髪は長いならまとめてマンバンのようにした方がはるかに行動しやすい。
また髪の先端を観察していると、髪というのは古くなっていくと日本人の黒髪の場合は茶髪や金髪のような色になったりするんだなぁと初めて知った。これがいわゆる「髪が傷む」という状態なのだろう。ということは髪を染めて茶髪にしたり金髪にしたりする人は、わざわざ美しく新鮮な黒髪から、あえてお金を払って古ぼけた傷んだ髪であることを示している色彩に髪色を変化させているのだなぁと思うと、流行というものやおしゃれというものが若干バカバカしくも感じられる。
・人間の髪は一体どこまで伸びるのだろうか
人間の髪というのは一体どこまで伸びるのだろうか。髪にも寿命はあるのだろうから、平安時代の美人や、セーラームーンや、塔の上のラプンツェルように床にまで届くほど髪が伸びるということはおそらくないのだろう。きっと寿命になった頃に髪は自然と抜け落ちる仕組みになっており、人間の髪の長さはある程度で限界を迎えるに違いない。一体その限界とはどこなのだろうか。ぼくは自分の髪を伸ばすことによって、自ら研究してその答えを見つけ出すのも面白そうだと考えている。
・男の髪が腰まで伸びるのに必要な期間は何年か？
ぼくの髪は今、普通のツーブロックの短髪から３年ほど伸ばし続けて、ちょうど腰に届くか届かないかとのところまで来ている。つまり男が腰に届くまでの長髪になるためには、少なくとも３年間ほどかかるということが、自分の経験によりわかった。またぼくは今までの人生で腰にまで届く男の髪を見たことがなかったが、男でも伸ばせば腰まで伸びるんだなぁということがよくわかった。きっと男は社会的に髪を伸ばすことを許されない風潮があるので、腰まで髪を伸ばした男をぼくもこれまで見たことがなかったのだろう。しかしなぜ女性は社会に出ても髪型を割と自由に選ぶことが許されているのに、男の髪には理不尽に厳しい制限が設けられているのだろうか。
ぼくの髪はもうこのまま髪の寿命が来てこれ以上は伸びないのか、まだこれからも髪は伸び続けるのか、それは今から自分で観察してみないとわからない。
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