多すぎ!つらい!泣きそう!やめたい!!!
四国お遍路88箇所それぞれのお寺を1記事ずつ旅ブログに書いていけるというのは本当か?
・お遍路の旅ブログはひとつのお寺にひとつの記事を作成しよう
・88の記事って、多すぎ!!!
・スペイン巡礼の旅ブログの思い出
・一度決めたことをやり遂げることにより新しい世界は開ける
・お遍路の旅ブログはひとつのお寺にひとつの記事を作成しよう
ぼくは今、人生初の四国お遍路車中泊の旅をしている。ぼくはこのお遍路の旅ブログを、最初どのような形式で書こうかと非常に迷っていた。お遍路の旅を1日ずつ書くのならば少ない記事数で済むが、1日に10個以上の寺を回ることもあるので、ひとつひとつのお寺の紹介がなおざりになってしまう可能性もあった。
四国お遍路の88のお寺を回ってぼくが感じたことは、どのお寺も非常に見応えがあって素晴らしいということだ。それゆえに、たくさんのお寺をひとつにまとめてしまうというのはなんだかお寺にも失礼な感じがしてしまう。せっかくひとつひとつ心を込めてきちんと回ったのだから、ひとつの記事でひとつのお寺を紹介して、お遍路の旅ブログは合計88の記事を書こうと思い立った。
・88の記事って、多すぎ!!!
書き始めた時はなんとかなるだろうと気軽に構えていたが、実際に書き続けてみると思った以上に重労働になってきた。
よく考えたらこれから絶対に88の記事を書かなければならないと決まっているなんて気が遠くなりそうな運命だ。ひとつひとつのお遍路のお寺を丁寧に紹介していくのはいいが、なんと地道で地味で時間のかかる作業だろうか!お遍路を回るよりも、こっちのブログ作成の方がはるかに修行のようだ!!!泣きそう!つらい!やめたい!もういやだ!!!!!
・スペイン巡礼の旅ブログの思い出
巡礼のブログに関していえば、スペイン巡礼でも1日1日自分が感じたことを丁寧に旅ブログに記事にまとめていた。スペイン巡礼は800kmにも及ぶ道程であり、約1ヶ月間かけて徒歩でスペイン北部のキリスト教的な神聖な道を歩いた。おそらく全部40日ほどかけて歩いたので、ぼくのスペイン巡礼のブログは40個ぐらいあるはずだが、今考えてみればそれでも40記事だったのだ。
88もの記事なんて一体どれだけの時間と労力がかかるのだろう!なんだか途方も無い作業のように思えてきた。
・一度決めたことをやり遂げることにより新しい世界は開ける
しかし旅ブログに関しては、学校の宿題のように誰かから強制されているわけでもないし、やると決めたのは自分自身である。自分で自分にノルマを課し、自分で自分を追い詰めているとは、なんともおかしな構造だろうか!
実際問題、もういやだめんどくさいやりたくないと思って投げ出してしまうのは簡単だ。しかしぼくはそういうことは好かない。一度やると決めたのだから、たとえ死んでもやり遂げるべきだと思っている。
このように諦めが悪い、投げ出したくない、しつこいというのはぼくの元来持っている性質のひとつだろう。ひとつの物事に焦点を当てれば、否が応でも自分が納得できるまでやり遂げるのだ。このしつこさというのは、勉強が得意になる上でも必要な性格であると思う。自分が疑問に思ったことは、何がなんでも自分で納得するまで考えるので、その思考回路まで含めて脳に深く焼きつくので忘却しにくいからだ。
しかし、その性質は時に今のような88もの寺の記事を書くことを中断することができずに自分自身を苦しませるという結果さえ生み出す。それでもそれを成し遂げた暁には、それ相応の新しい世界が自分の前に立ち現れてくるのだろう。それこそが、ぼくがお遍路をした意味なのかもしれない。
黄金のランタンがフォトジェニック!第1番「竺和山 一乗院 霊山寺」はここからお遍路が始まるのだと期待を抱ける美しさだった