一般人でもスペイン巡礼達成できるの?!人間は800km歩けるというのは本当か?

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800kmと言えば、東京から広島まで!!!!!

一般人でもスペイン巡礼達成できるの?!人間は800km歩けるというのは本当か?

・スペイン巡礼を知っていますか?
・スペイン巡礼は壮大なみずいろてすとである
・足のマメは人生を不幸にする
・人間は800km歩ける!!!

・スペイン巡礼を知っていますか?

スペイン巡礼を知っていますか?北スペインに広がる全長約800kmのキリスト教の聖なる道を、歩いて巡礼することを言います(フランス人の道)。現地では”カミーノ”と呼ばれ、巡礼する人々は挨拶として「ブエン カミーノ!(よいカミーノを!)」と呼び合い、お互いの巡礼の旅の幸運を祈ります。

ぼくはスペイン巡礼の旅の存在を知っていたものの、800kmも歩けるわけないじゃないかと思っていたので、あまり興味を示すことはありませんでした。800kmと言えば、東京から広島とか、東京から函館までの距離です。そんな長距離を電車もバスも使わずに、ただ自分の足だけを使って歩くだなんて、みなさんなら想像できますか?ぼくはそんなの想像できなかったし、自分という人間が最大限に頑張れば一体どれくらいの距離を歩けるのかということも、全く知らないままでした。

ぼくがスペイン巡礼に興味を示したのは、紀伊山脈の旅がきっかけでした。長い間琉球諸島に移住していたので、自分の故郷の周囲のことをあまり知らないと気づいたぼくは、生まれて初めての車中泊で紀伊山脈を巡る旅に出ました。紀伊山脈には世界遺産の熊野古道や高野山など、大自然のみならず古えからの日本民族の美しい文化が潤沢に保存されており、大自然と文化の圧倒的な共鳴にひどく胸を打たれました。世界中を旅したあとで見ても、特に高野山は世界で最も美しく霊験あらたかな場所であるように思えます。

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世界には「道」の世界遺産は2つしかありません。それはすなわち紀伊山脈の熊野古道と、スペイン巡礼の道です。紀伊山脈の旅に深く感銘を受けたぼくは、もうひとつの「道」の世界遺産、スペイン巡礼の道にも大きく興味を示すことになりました。

 

 

・スペイン巡礼は壮大なみずいろてすとである

このブログみずいろてすとでは、世の中で言われている常識や世間の人々が噂している正しさを怪しいものだとして根本から疑い、その事象を自分なりに咀嚼し吸収し思考し直し、世の中のことなど振り向きもせずに、自らの感性から生まれ出る純粋な正しさを追求し自らの感性による清らかな真実を見極め、それに従って生きていくことを目的とした文章を提供しています。

みずいろてすとでは「〜は本当か?」をテーマとし、人々が何の考えもなくただ他人がそう言っていたからだとか、みんなそう言っているからそれが正しいのだと思い込み信じている物事を、もう一度自らの感性を使って奥底から思考し直すという作業をやり続けています。みずいろてすとの全ての記事の題名は「〜は本当か?」で統一されています。

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「〜は本当か?」という疑問は、大抵記事の上で思考して終わることが多いのですが、今回のように「人間は800km歩けるというのは本当か?」というテーマでは、脳内でいくら考えていても解決する問題ではありません。とにかくこの肉体を使って、実際に行動し、試してみなければ「人間は800km歩けるというのは本当か?」というテーマの答えは見つかりそうにありません。

「人間は800km歩けるというのは本当か?」という自らの内に潜む疑問に答えるために、ぼくは実際に行動し、スペインまで行き、キリスト教の巡礼の道を歩くことになりました。スペイン巡礼の旅とは、壮大なみずいろてすとだったのです。

 

 

・足のマメは人生を不幸にする

実際に800km歩いてみると、今までわからなかったことや知らなかったことが次々と明らかになっていきました。1日で一気に800km歩くことは当然無理なので、1日に30kmほど歩きそれを約1ヶ月続けます。800kmも歩いたら人はどうなるのか、1日30km歩き続けそれを30日間以上毎日続けると、自分の肉体とそして精神にどのような変化が訪れるのか、みなさんは想像できますか?

ぼくは今まで、自分の運動靴が自分に合っているのだと思っていました。それはその靴を履いていても何の支障もなく日々の生活を送れていたからです。しかし実際に毎日30kmの距離をその運動靴で歩いていると、その靴が自分に合っていないことがすぐにわかりました。足は痛み、皮は擦れ、足裏にたくさんのマメができて苦しみました。今までその運動靴を使って日常生活では大した距離を歩いていなかったので問題なく全くわからなかったのですが、長距離を毎日歩いてみるとその靴は自分の足には小さすぎたようです。

ぼくはお気に入りのその運動靴を巡礼の道の途中で捨て、新しいサンダルを購入し巡礼を再開しました。足にマメができやすい靴をいつまでも使用することは、長い巡礼の旅において致命傷になりかねないからです。毎日30km歩く肉体において、足裏がマメで痛むことほどつらいことはありません。スペイン巡礼の旅をしているぼくにとって、歩くことが全てでした。快適に歩けることは人生の幸福を呼び覚ますし、歩くたびに足がひどく痛むことは人生の全てが不幸に見舞われていくようでした。

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幸い新しいサンダルに変えてからは、マメができにくくなり快適に巡礼の旅を行えるようになりました。マメができにくくするためには、サイズが自分の足に合っていることはもちろんながら、通気性のよい種類の靴を選ぶのも大切なようです。運動靴じゃなくてサンダルで巡礼なんかできるのかと最初は心配でしたが、実際にはできました!これはまさに、自分でやってみて経験しないとわからなかった出来事だと思います。

 

 

・人間は800km歩ける!!!

スペイン巡礼の道の景色は、800kmの間決して単一ではありません。最初はスペイン巡礼で最も困難とされるピレネー山脈越えがあり、その後には空と麦と風だけの「メセタの大地」があり、ガウディーの建築や美しい教会の立ち並ぶスペインらしい都会の街や、日本の自然にもよく似た緑の多様性が美しいガリシア地方を抜けて、やっとの思いで最終目的地のサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着しました!!!!!

かかった日数はなんと32日間!1日20〜30kmを毎日歩き続け、最初は足のマメが痛くなってこのまま続けられるのか心配でしたが、自分の足に合ったサンダルを見つけることによって無事に困難を切り抜けられました!持続すること、継続することって本当に大切なことだと思います。小さな小さな20km〜30kmの距離でも、毎日くじけず地道に歩き続けることによって800kmという信じられない距離を歩き切ることができました!

人間って、800kmも歩けるのか!という驚きと感動!!!!!「人間は800km歩けるというのは本当か?」という質問に対する答えはYESであり、それはぼくがこの肉体を使って実際に確かめてきたのだから最も説得力があります。どんな小難しい思考能力よりも、行動に勝る証明はないのだと痛感させられます。

人類の祖先はアフリカから徒歩で全世界に広がったと言われていますが、それもまんざら嘘ではないのではと、このスペイン巡礼の旅を通して感じさせられました。人間というものは、継続すれば意外と歩ける!この肉体がそうなのだとぼくの精神に教えてくれたのです。自分が800km歩ききったことにより、人類の大いなる旅の歴史にさえ思いを馳せ、信じられるようになりました。

 

 

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