中国の秘境でもクレヨンしんちゃんを見ている人がいてびっくり!!!!!
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クレヨンしんちゃんは中国でも大人気だというのは本当か?
・クレヨンしんちゃんはアジアでも絶大な人気を誇っている
・初めての中国旅行のバスのラジオからクレヨンしんちゃんが流れてきた衝撃
・「オラはにんきもの」を台湾人も香港人もみんな歌えた
・中国雲南省の天空の秘境シャングリラでクレヨンしんちゃんの動画を見ていた女性店員に出会った
目次
・クレヨンしんちゃんはアジアでも絶大な人気を誇っている
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クレヨンしんちゃんといえば日本で大人気の国民的アニメだ。さらに日本のアニメはアジアにおいてもとても愛されていて大きな影響力を持っていることを、ぼくはアジアの旅を通して痛感した。
・初めての中国旅行のバスのラジオからクレヨンしんちゃんが流れてきた衝撃
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しんちゃんは中国語では「小新(シャオシン)」と呼ばれているらしい。中国語の「小」とは、日本語で言う「ちゃん」のような意味だ。ぼくが人生で初めて中国へ旅立った際、四川省九寨溝へ向かうミニバスのラジオから流れてくる声で、なんとなく聞き覚えのある口調を聞いた。
中国語なのでなんと言っているかわからなかったが、あののんびりとした口調や独特の効果音は、明らかにクレヨンしんちゃんの放送だった。運転手に「小新?」と聞くと、そうだと答えていたので、こんな中国のバスの中で聞けるほどクレヨンしんちゃんは中国で馴染み深いものなのかと驚かずにはいられなかった。
・「オラはにんきもの」を台湾人も香港人もみんな歌えた
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カンボジアでは台湾人や香港人と仲良くなり、一緒にベンメリア遺跡を見にいくツアーに出かけた。バスの中で日本のアニメの話になり、クレヨンしんちゃんの「オラはにんきもの」を歌うとそこにいるみんなが知っていたので驚いた!「オラはにんきもの」は中国語バージョンも存在しているらしい、彼らが歌っていたのは中国語の歌詞で何を言ってるのかわからなかったが、それは明らかに「オラはにんきもの」の歌であり、それをそこにいる外国人全員が歌える場面を目の当たりにして、日本のアニメの影響力の大きさを思い知らされた。
・中国雲南省の天空の秘境シャングリラでクレヨンしんちゃんの動画を見ていた女性店員に出会った
ぼくはクレヨンしんちゃんが大好きなので、世界一周の旅をしている途中でもスマホの中にクレヨンしんちゃんの動画を大量に入れて旅の途中によく見ていた。クレヨンしんちゃんを見ながら眠りにつくと、たとえ遠い異国の地にいても日本にいるような安心感に包まれるのだった。アジアを這う旅の中で、ぼくは人生2度目の中国に入国した。
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2度目の中国旅行はずっと憧れだった中国雲南省から開始し、中国のイメージを覆された清潔で美しい大都会昆明、古民家が立ち並ぶ美しすぎる麗江を旅して、ついにチベットの秘境・標高3200mのシャングリラを訪れた。シャングリラ旧市街は今まで見たこともないような不思議な古民家溢れるチベット世界で、ぼくはその風景の虜になってしまった。何日いても見飽きないほど、それは幻想的で素敵な旧市街だった。
そんな中国の天空の秘境にいても、ぼくは宿に帰りリラックスしているとクレヨンしんちゃんの動画を見たりして過ごしていた。まさかこんな場所でぼくと同じようにクレヨンしんちゃんの動画を見ている人に巡り会うことになるなんて!
シャングリラ旧市街を歩き回っていると、珍しく内装がファンシーで可愛らしいお店があったので立ち寄ってみた。どうやらお湯に溶かして飲む黒砂糖や白砂糖を売っているらしい。そのお店の若い女性の店員さんは中国では珍しく英語を少し話したので、店内を見て回りながら楽しく会話した。「どこから来たの?」と聞かれたので、「日本人だ」と答えると、驚いたように嬉しそうに、店番の間にスマホで見ていた動画を見せてくれた。そこにはYouTubeにアップされたまさにクレヨンしんちゃんの動画が!ぼくも嬉しくなって、ぼくもクレヨンしんちゃん大好きなんだーという話で盛り上がった。
まさかこんな中国雲南省の秘境で、クレヨンしんちゃんを見ながら店番をしている女性と出会えるとは夢にも思わなかった!こんな日本からはるか遠い辺境の地でも日本のアニメが親しまれているなんて本当に不思議だったし、まさか幻想的なシャングリラの旧市街でクレヨンしんちゃんを見ている人がいるなんて日本人にとっては突如として現実に引き戻される思いだ。
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シャングリラは本当に天空の秘境、日本人にとっては不思議な異界なのだ。チベット仏教の仏具や仏画がそこらへんに並び、街角にはマニ車が周り、ヤクの骨さえ置かれている。近くには中国雲南省最大、最古のチベット寺院・松賛林寺があり、そこで見た摩訶不思議な巨大な仏像は日本と同じ仏教のものとは思えないような不思議さと迫力に満ちていた。また天空の湖であるナパ海も近くにあり、路線バスで訪れて歩いていると地元のチベット人や、不思議なチベット的な旗や石碑、そしてヤクの群れを通り過ぎることもあり、まさに別の世界へ迷い込んだような幻想的な天空の秘境なのだ。
だからこそ余計に、クレヨンしんちゃんの動画を楽しそうに見ている旧市街の店員さんには衝撃を受けたのだ。こんなに不思議な世界へ迷い込んでいても、日本とは全く異質な時間を過ごしていても、ぼくたちはもはやクレヨンしんちゃんで繋がり、同じ文化を基盤として同じ感性を共有しているのだと思うと、少し嬉しくもあり、少しさみしくもあった。
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