独占欲が強い原因は長男だから?!独占欲の強い男は嫌われるというのは本当か?

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独占欲が強い原因は長男だから?!独占欲の強い男は嫌われるというのは本当か?

・ぼくは幼い頃から、独占欲の強い子供だった
・独占欲が強い原因は、ぼくが長男だったから
・永遠だと信じられた両親の愛は、妹の誕生によりことごとく奪われた
・ぼくの独占欲は、幼き赤子の切なる祈りの化身

・ぼくは幼い頃から、独占欲の強い子供だった

ぼくは幼い頃から、独占欲の強い子供だった。素敵だと思うおもちゃがあれば独り占めしたくなるし、自分だけがそれで遊んでいたいし、他の誰にも絶対に渡したくなかった。幼い頃はよく親から、おもちゃを自分一人で使うんじゃなくて妹と一緒に使って遊びなさい、ひとつのおもちゃを妹と共有しなさいと教えられてきたが、ぼくは絶対にそんなの嫌だと心の底から感じていたので断固として拒否していた。

おもちゃを共有するのが嫌すぎて、自分だけのものにしなくてはならないという思いが強すぎて「このおもちゃにぼくの名前を書いて」と大人たちに必死に頼んだりしていた。きちんと自分の名前を書いておけば、そのおもちゃは絶対に自分のものだ、妹と一緒に共有すべきものなんかじゃないと主張できるからだ。そんな独占欲の強すぎる幼いぼくを見て、親やおばあちゃんたちはぼくのことを「根性が曲がった子供だ」「偉そうな子供だ」と呆れていた。

そのような幼少期の過度な独占欲は大人になった今となっては消え失せた傾向にあるのかもしれないが、それでも心の奥底でまだ燃えるような独占欲が渦巻いているような気がしてならない。もしかしたら大人になった今でも、油断するとものすごい独占欲をどこかで発揮してしまうんじゃないかという気がしてしまうのだ。

 

 

・独占欲が強い原因は、ぼくが長男だったから

もちろん幼い頃は自分がなぜ独占欲の強い子供なのか自分自身でもわからずに、自らの性格の原因を説明することさえ困難だったけれど、大人になってから自分の幼少期や赤ちゃんの頃をふり返ると、ぼくが幼少期の時代になぜあんなにも独占欲が強く、自分の大切なおもちゃを他人と絶対に共有したくなかったのかきちんと論理的に説明できるし、多分それは当たっているような気がする。

ぼくが幼少期に過度に独占欲が強かった原因は、おそらくぼくが長男だったからだ。

 

 

・永遠だと信じられた両親の愛は、妹の誕生によりことごとく奪われた

ぼくは兄弟の中で、一番最初にできた子供だった。最初の子供というのはどこの家庭でも同じように、とても大切に可愛がられて育つものだ。両親も、おじいちゃんもおばあちゃんも、赤ちゃんのぼくだけを見てくれ、ぼくだけを可愛がり、ぼくだけを愛してやまなかった。世界の中心はぼくだったし、両親はぼくという赤ちゃんに反応していつも心を尽くしてくれ、行動を引き起こした。ぼくはその状況にとても満足していたし、いつまでも永遠に、大好きな両親はぼくだけを見て愛してくれるのだと信じていた。両親にきちんと愛されて育った赤ちゃんが、直感的にそのように感じることはなんの不思議もないことだろう。両親の愛はぼくだけのものだったし、それは思い込みではなく本当にそうだったのだ。

しかしそんな平和な生活に突如として異変が訪れた。なんとぼくが1歳くらいのときに、新しい兄弟である妹が誕生したのだった。幼すぎたぼくにとって、それはそれは衝撃的な出来事だった。理由も全くわからずに意味不明な未知の生物(妹という赤ちゃん)が、ぼくと両親だけの平和と愛に満たされた家庭に突如として侵入してきたのだから驚くのも無理はない。しかもさらに驚いたことには、両親が赤ちゃんの妹ばかりに注目し、これまでのようにぼくにほとんど注目してくれなくなったことだ。

1歳だったぼくにとって、これほど深い悲しみはなかった。両親は常にぼくだけを見て、ぼくだけを可愛がり、ぼくだけを愛し、その愛はこの先もずっと永遠に続いていくものだと赤ちゃんのぼくは信じていた。それほどまでに両親の愛は、揺るぎない、疑いようもない、確固たるものだと直感で感じられたのだった。しかしぼくが信じていた「永遠の愛」は、決して永遠なんかじゃなかった。両親はぼくだけを、永遠に愛してくれるわけではないのだと知った。それはなんだかよくわからない外来の生物(妹という赤ちゃん)が、いきなりぼくと両親だけの家庭に遠慮もなく侵入し、両親の愛と注目を全て奪い去ってしまったからだった。

両親はぼくに妹ができて喜んでいると思い込んでいたようだったが、それはとんでもない勘違いだった。ぼくはただ、絶望していただけだった。赤ちゃんだったぼくにとって、兄弟ができるという仕組みや意味をきちんと理解できるはずがない。両親にとっては祝福すべきめでたい状況であっても、赤ちゃんのぼくにとっては意味不明な外来の異国人がいきなり平和な祖国を攻めてきて、遠慮なく残酷に占領し、無造作に全ての富を奪い取られたような絶望的な気分だった。ぼくはいきなりやってきた外来種に両親の全ての愛と注目が奪われたことを、そしてそれによって深い悲しみに打ちひしがれていることを伝えようとして、両親に向かっていつも泣いていたが、ぼくの繊細で傷つきやすい赤ちゃんの純粋な気持ちを察することができるほど、両親は思慮深くなかった。ぼくはただ、意味不明にいつも泣いている迷惑な子供になったのだ。彼らはただ「お兄ちゃんなんだからしっかりしなさい」とトンチンカンなことを語るばかりだった。

これが夢だったならどんなにいいだろう。目が醒めるとまた、ぼくとお父さんとお母さんだけの世界で、ぼくだけを愛し、ぼくだけを見てくれる日々が戻ってきたならば…。自分自身を慰めるようにして、もう二度と戻らない幻を空想しながら、幼きぼくは眠りについた。

 

 

・ぼくの独占欲は、幼き赤子の切なる祈りの化身

「両親の愛」という、この世の中で絶対的に永遠だと信じられたものが、突如として簡単に意味不明な生物によって奪い去られた絶望は、筆舌に尽くしがたい記憶として、そして深い傷としてぼくの心の根源に刻まれている。どんなに永遠に見えるようなものでも、永遠ではないことを知った。両親の愛と注目は、永遠にぼくだけのものだと思っていたのに、本当はぼくだけのものではなかった。この世では永遠だと固く信じられるものほど、逆にたやすく簡単に、なんの前触れもなく徹底的に奪い去られることを、1歳のぼくは思い知った。どんなに大切なものでも、奪い去られてしまえばもう元には戻らなかった。本当に1番に欲しかったものを、ずっと永遠に続くと信じられた大切なものを、根こそぎ奪い取られ、心は八つ裂きにされ、踏みつけられ、踏みにじられ、もはや起き上がることさえできなくなるほどの苦しみを享受した。

1歳のぼくは、深い絶望の中で決心した。「もうこれ以上大切なものを、奪い去られてなるものか。」両親の愛という、最も大切なものを一瞬にして喪失してしまったぼくは、もうこれ以上何もぼくから奪い取らないでくださいと、神様へ切に祈った。永遠であるように見えるものさえ、決して永遠なんかじゃなかった。ずっとぼくのそばにあると信じられたものほど、たやすく彼方へと消え失せてしまった。大切なものは、どんなにそばにあると深く信じられるものでさえ、油断していると一瞬にしてぼくのもとから飛び去って見えなくなってしまう。

大切なものは絶対に手放さないようにしようと、ぼくは心に誓った。自分だけのものにして、自分だけの掌の中に、ずっとしまい込んでおかないと、またいつぼくのもとから離れていって、深い絶望に突き落とされるかわからない。もうこれ以上、何ひとつ失うのは嫌だった。それほどに永遠だと思われた両親の愛を奪い取られた傷は、深く、大きく、癒すことは不可能だった。永遠を損なわれた絶望と無力感を、ぼくは今でもありありと思い出せる。それはまるで、神様に裏切られたような感覚だった。

幼いぼくは特に、妹とおもちゃを共有することを極端に恐れた。両親の愛という最も大切なものを奪い去っておいて、これ以上ぼくから何かを奪い取ろうとするなんて許せない。怖い。恐ろしい。妹とおもちゃを共有なんてしたら、また両親の愛のように、いつの間にか知らない間に根こそぎ奪い去られ、もうぼくの元には戻ってこないかもしれない。悲しい。虚しい。力が出ない。今度は何を盗られてしまうのだろう。今度はどんな風に心を踏みつけられるのだろう。「もうこれ以上、ぼくから何も奪わないで。」

大切なものは、ぼくだけのものにしておかなければ、すぐになくなってしまう。消え去ってしまう。大切なものほど、本当になくしたくないものほど、簡単に遠くへ飛び去り見えなくなってしまうから、どんなに無様でも、悪口を言われようとも、必死に匿って守り抜かねばならない。これこそがぼくの、独占欲の正体だった。それは幼き赤子の、深い絶望から立ち直ろうとする、自分自身の心をこれ以上傷つけまいとする、切なる祈りの姿だった。

 

 

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