なぜかぼくはいつもタイヤ屋さんを疑ってしまう。
タイヤ交換時期の謎!タイヤを変えたほうがいいという言葉を信用すべきだというのは本当か?
・車の利便性とタイヤの重要性
・四国お遍路の旅を車中泊で行なった
・「タイヤを変えたほうがいいですよ」という言葉を信用してもいいというのは本当か?
・衝撃!「タイヤを変えたほうがいいですよ」というのは本当だった!
目次
・車の利便性とタイヤの重要性
車という機械は現代社会においてなくてはならないほどに便利な機械だ。
旅を初めてからというもの車は移動手段だけでなく車中泊してなんと宿になることも発見したので、ぼくの中での車の価値は爆上がりした。そんな車の中でも、常に地面と接している重要な部分というのはタイヤである。快適な走りを達成するためには、粗悪ではないタイヤを備え付けている必要があるだろう。
・四国お遍路の旅を車中泊で行なった
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ぼくはつい最近四国お遍路の旅を車中泊でしていたのだが、どうも走りが以前よりも不安定というか、タイヤは大丈夫なのかと不安になっていた。そういえば最近タイヤを変えた記憶もないしこの車のタイヤが大丈夫なのかとても心配だ。もしかしてパンクしてないよね?と思って確認してみたが、タイヤがぺちゃんこになっている様子ではなかったのでパンクではないようだが、もしかしたら自転車のタイヤのように車のタイヤも空気が抜けたりしているのでないだろうか。
そんな不安な気持ちを抱きつつも車中泊の四国一周お遍路の旅は無事に終了し、関西の自宅へもなんとか帰りつくことができた。実家まで帰ればもはやタイヤがどうなろうと重要なことではない。もしタイヤがダメになってもそこらへんのお店で交換してもらえばいいだけの話だ。四国といういわばよく知らない謎の地域で、しかも辺鄙なところも多い中お遍路をしていたからやたらとタイヤのことが気になっていただけで、住み慣れた場所に帰ってくればタイヤなんて気にもならないというような気持ちだった。
・「タイヤを変えたほうがいいですよ」という言葉を信用してもいいというのは本当か?
しかし車の部品で気になるところがあったので近くのオートバックスに行ってきて、ついでにタイヤも見てもらえませんか?と尋ねたところ、このタイヤはもう交換しないとヤバいですよと言われた。なんでももう破裂寸前だというのだ。そんなギリギリの状態で四国のお遍路をやり遂げてくれたのかと思うとなんだか感動さえしてしまった。
けれどぼくはなぜか昔から「タイヤを変えたほうがいいですよ」という言葉に疑いを持ってしまう性質があった。本当に「タイヤを変えたほうがいいですよ」という店の人の言葉を信用していいものか疑問があったのだ。幼い頃もよく親の車に乗っているとガソリンを入れに行っただけで店の人に頼んでもいないのに点検され、タイヤの買い替えどきですよなどと言われている場面を目撃したが、やたらとタイヤの交換を推奨する人が多いので疑い深くなってしまったのだ。
もしもぼくがタイヤ屋さんだったなら、資本主義という観点から可能な限りの利益を生み出そうと思って、変えても変えなくてもまぁどっちでもいいよなーと感じるタイヤでも、変えたほうがいいという気配がちょっとでもあるならばお金儲けのために「タイヤを変えたほうがいいですよ」と大げさにお客さんに言ってしまうような気がするのだ。これはその言葉の通り正しく、タイヤなんて新品に変えたほうがいいに決まっている。いつどんな状況においても、タイヤなんてより古いものよりもより新しいものの方がいいに決まっているからだ。それゆえに「タイヤを変えたほうがいいですよ」という言葉は常に正しいと言えるが、なんだか信用のおけない言葉にも聞こえる。変えたほうがいいですよと言ったって四国を一周して関西に戻ってきても大丈夫なほど頑丈だったのに、本当にそれほどダメなタイヤなのかと必要以上に疑い深くなってしまった。
ぼくはそのまま考えますと言って店を出た。後日別の車屋さんに何かのついでがあったので、セカンドオピニオンをしてもらうと思いタイヤはどうかと聞いてみた。トヨタの店員さんはぼくのタイヤを見るなり、これは絶対に変えたほうがいいですよと言ってきた。やはり変えたほうがいいのだろうか。絶対にと言われてしまえば変えなきゃならない気もしてくる。それでもぼくはまだ大丈夫かなと車を走らせ続けていた。どうしてこんなにもタイヤ交換の助言に疑いを抱くのか自分の性質が自分でも不思議だが、性質なので仕方ない。多分まだ大丈夫だと自分に言い聞かせて走り続けていた。
・衝撃!「タイヤを変えたほうがいいですよ」というのは本当だった!
すると普通の日常生活の中で、おばあちゃんの家に行った帰り道になんとタイヤがパンクした!タイヤ交換の助言を受けてから1週間も経たないうちだった。四国をブイブイ一周して、深い山の中も深い谷の底もどこだって無事に走り続けてくれたのに、おばあちゃんの家の帰りといういかにも平坦な道でパンクするとは奇妙なことだと感じた。きっと四国も無理して走り続けてくれていただけのことだったのかもしれない。しかし四国という異境の地でこのようなパンクが起きなかったことにぼくはなんだか神様に守護してもらっているような気がして、神様と頑張って走り続けてくれた車に感謝した。
パンクしてしまったからにはもはやどうしようもないので、車のタイヤを日本製のブリジストンのタイヤに4本全部変えてもらって23000円ほど支払った。本当はもっと高いが決算セールで安くなっているということだったので助かった。タイヤの料金というものは店によって全然異なり、ぼくはいろんな店に尋ねて比較することの重要性を噛み締めた。結局日本製が最安値だったオートバックスで交換したが、ここは支払い方法にLINEPayなども使えて便利だった。世界一周の宿代で貯めた多額のポイントをここで利用でき、旅の工夫や節約が自分の人生の節約に直接大いに通じることに感動した。そして感動しつつ、もっとタイヤ屋さんの「タイヤを変えたほうがいいですよ」という言葉を、自分はもっと信用すべきだと反省した。
しかしパンクしてからタイヤを交換するというのは、もはやどうしようもなさしかないので潔くて気持ちがいい。パンクする前のパンク予防のためのタイヤ交換だったら、本当に今変えるべきだったのかわからないなぁと心がモヤモヤしてしまいそうだが、目の前で実際に派手にパンクしてしまっているのを交換されるとそのようなモヤモヤも起こらずにスッキリする。このようにタイヤはパンクしてから交換するのが気持ちもスッキリしていいものかと感じられたが、これが実家ではなく見知らぬ土地で起こったらと思うと、やっぱりパンク予防にタイヤを交換する必要性も痛感させられるのだった。