浜崎あゆみ「A Song for XX」がおばあちゃんのための歌だというのは本当か? 〜隠れた名曲ever free〜
・「A Song for XX」はおばあちゃんのための曲?
・「A Song for XX」は母親に向けた曲
・「Virgin Road」も浜崎あゆみが母親に向けて書いた曲
・おばあちゃんのことを思って書いた歌は「ever free」
・「ever free」はどこに収録されているのか?
目次
・「A Song for XX」はおばあちゃんのための曲?
浜崎あゆみとマックス松浦の恋愛を描いた「M 愛すべき人がいて」が話題だ。本は買っていないがドラマは無料で見られるので見ていた。ドラマなのでフィクションであり本当のところとは違うのだろうと予想はできたが、肝心なところまで全然違う仕上がりになっているのかと違和感を覚える箇所もあった。浜崎あゆみの歌名曲「A Song for XX」がドラマの中では、おばあちゃんのために書かれた歌にように描かれていたことである。
・「A Song for XX」は母親に向けた曲
”居場所がなかった 見つからなかった
未来には期待できるのかわからずに
いつも強い子だねって言われ続けてた
泣かないで偉いねって褒められたりしていたよ
そんな言葉ひとつも望んでなかった
だからわからないフリをしていた”
切実な孤独を歌い上げた名曲として名高い「A Song for XX」は、彼女の1stアルバム「A Song for XX」の表題曲だ。彼女はこの曲の詳細を、発売当時のラジオ番組、浜崎あゆみのオールナイトニッポンで包み隠さずに話している。この曲は、彼女の母親に向けて書かれた歌だと彼女は明言していたのだ。
・「Virgin Road」も浜崎あゆみが母親に向けて書いた曲
また彼女が母親に宛てた歌として明言したもうひとつの歌は結婚を想起させる名曲「Virgin Road」である。彼女は自身のtwitterでこの曲を「A Song for XX」のパート2であると語っていた。
”ねぇ 今までちゃんと言えずにいた言葉がある
この命をありがとう
自分を大事にできなかったあの日
傷ついたのはわたしなんかじゃなかった
いつでも明るく振舞ってきたその横顔に
初めて涙見た日忘れない”
”あなたがいつかのその昔
出会い愛してあの人と
わたしが愛している人は
どこか似てるような気がします”
・おばあちゃんのことを思って書いた歌は「ever free」
それではドラマのように、彼女がおばあちゃんに宛てて歌った歌はあるのだろうか。一般的には「ever free」がおばあちゃんのお葬式の歌だと言われている。彼女はデビュー曲「poker face」のレコーディングだったので、おばあちゃんのお葬式に参列できなかったのだ。おばあちゃんのお葬式の日とレコーディングの日が重なっていたことは彼女自身から語られている。
彼女が意識のないおばあちゃんと最後に会ったとき「また戻ってくるからね」と言うと、意識もないはずなのにおばあちゃんの目から涙がこぼれ落ちたのだという。
”それはとても晴れた日 穏やかな笑顔に
白い花を一輪 そっと添えた
美しいものは時に悲しいもの
やがて来る別れ感じて
黒い列並べずに はみ出して顔あげた
いつか見た空を思った
行き先はどれくらい
遠く遠いところなの
もう二度とは出会えないほど
遠いところなの
会いたくて 会えなくて
せめて伝えてほしい
最後にくれた涙
その全て忘れない”
・「ever free」はどこに収録されているのか?
「ever free」は不思議な曲で、名曲であるにも関わらずシングルにもならずにオリジナルアルバムにもベストアルバムにも収録されなかった。何か特別な思いが込められていて、敢えて収録されていないような気配すらある。
死の匂い漂う神秘的な名曲「ever free」はシングル「vogue」やアコースティックアルバムでのみ聞くことが可能だ。隠れた名曲として名高いのでぜひチェックしてみてください!