神回第19話「ヒノカミ」の名曲!「竈門炭治郎のうた」の歌詞はアニメのセリフから構成されているというのは本当か?

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泣きたくなるような優しい音。

神回第19話「ヒノカミ」の名曲!「竈門炭治郎のうた」の歌詞はアニメのセリフから構成されているというのは本当か?

・「鬼滅の刃」最高の神回は第19話「ヒノカミ」!
・神回第19話で流れた名曲「竈門炭治郎のうた」
・「竈門炭治郎のうた」の歌詞全文
・善逸「炭治郎からは泣きたくなるような優しいがする」
・炭治郎「失っても失っても生きていくしかないんです」
・錆兎「男に生まれたなら、進む以外の道などない!」

・「鬼滅の刃」最高の神回は第19話「ヒノカミ」!

先日「鬼滅の刃」というアニメをアマゾンプライムで1クール全話鑑賞した。子供たちに大人気だというから見てみたが、可愛いキャラクターからは予想もできないほど、あまりにも血みどろな物語なのでびっくりした!確かに面白いけれどこんなに毎回血が出てきたり、首とが肉体が引き裂かれたりして、子供達は怖くないのだろうか。こんなの見て夜中トイレに行けなくなってしまうのではないかととても心配だ。

「鬼滅の刃」は最初は大して面白くないと思いつつも見続け、善逸や伊之助などの新しい仲間が増えてきたところでだんだんと面白くなってきて、第19話「ヒノカミ」がこれまでのアニメで見たこともないくらいの神回だった!最終回でもないのに第19話がこんなにものすごいなんてわけがわからない!主人公の炭治郎が十二鬼月のひとりである累の首を切る最後のシーンまでの、機敏な動画の迫力、絵の美しい色彩、突如として流れる新曲「竈門炭治郎のうた」の感動的な歌詞と歌唱、炭治郎と妹の禰豆子が繰り出す新しい技のかっこよさ、その技を繰り出すための父親の「ヒノカミ神楽」の思い出と、死んでもなお家族を助けようと禰豆子を起こすお母さんの愛情の過程など、まさにすべての神がかった様子が総合的に組み合わさってできあがる、人生で稀に見る名シーンだった!まじでこれテレビアニメじゃなくて映画じゃないの?!と一瞬疑った。

しかも累の首を切った後はそのまま、いつものLiSAのエンディングじゃなくて第19話限りの特別な「竈門炭治郎のうた」で幕を閉じるのも衝撃的だった!

 

・神回第19話で流れた名曲「竈門炭治郎のうた」

炭治郎と累の激しいバトルシーンにも関わらず、その後ろで流れる「竈門炭治郎のうた」は静かで美しいバラードだった。中川奈美さんの歌声も少女が歌っているかのようで懐かしく、ぼくは風の谷のナウシカの映画を思い出した。その激しいバトルと、美しくも懐かしい歌のギャップがまた最高にいい組み合わせだった!きっと挿入歌が激しい歌ったりしたら、ここまでの神シーンにはならなかっただろう。

「竈門炭治郎のうた」はよく聞いてみると歌詞も素晴らしかった!それは主人公の炭治郎のこれまでのアニメ内のセリフが随所に散りばめられており、また物語全体を通して貫かれている炭治郎の悲しくも力強い運命が表現されており、まさに「竈門炭治郎のうた」と呼ぶにふさわしい言葉たちが並んでいるからだ。ここではアニメの中のどのシーンのセリフが「竈門炭治郎のうた」の歌詞になっているのかを細かく見ていこうと思う。

 

 

・「竈門炭治郎のうた」の歌詞全文

目を閉じて 思い出す
過ぎ去りし あの頃の
戻れない 帰れない
広がった 深い闇

戻れない 帰れない
広がった 深い闇

泣きたくなるような 優しい音
どんなに苦しくても
前へ 前へ 進め 絶望断ち

失っても 失っても 生きていくしかない
どんなに打ちのめされても 守るものがある

失っても 失っても 生きていくしかない
どんなに打ちのめされても 守るものがある

我に課す 一択の
運命と 覚悟する

泥を舐め 足掻いても
目に見える 細い糸

泣きたくなるような 優しい音
どんなに悔しくても
前へ 前へ 向かえ 絶望断ち

傷ついても 傷ついても 立ち上がるしかない
どんなに打ちのめされても 守るものがある

守るものがある

作詞:ufotable

 

・善逸「炭治郎からは泣きたくなるような優しいがする」

”泣きたくなるような 優しい音”という歌詞は第13話での善逸から放たれるセリフだ。鬼殺隊でありながら炭治郎が鬼(禰豆子)を木箱の中に入れて運んで歩いていることを知っていた善逸だったが、炭治郎がその木箱を「命より大切なもの」と言っていたのを思い出し、伊之助が木箱に斬りかかろうとするところを必死に抑えている時に出たセリフがこれだ。

善逸「鬼を連れてるのはわかってた。鬼の音は人間の音と全く違うから。でも、炭治郎からは泣きたくなるような優しい音がする。今まで聞いたこともないくらい優しい音だ。鬼殺隊でありながら鬼を連れている炭治郎。でも、そこには必ず事情があるはずだ。」

 

 

・炭治郎「失っても失っても生きていくしかないんです」

”失っても 失っても 生きていくしかない”という歌詞は第7話を思い出させる。第7話で、婚約者を鬼に食い殺されてしまって絶望して泣いている和巳という青年に炭治郎が優しくかけたセリフがこれ。

炭治郎「失っても失っても生きていくしかないんです。どんなに打ちのめされようとも。」

これは自分の留守中に禰豆子以外の家族を全員殺された炭治郎だからこそ、その絶望と痛みをわかっているからこそ、同じ境遇の和巳にかけられる説得力のある言葉として印象に残っている。

 

 

・錆兎「男に生まれたなら、進む以外の道などない!」

第3話で、鬼殺隊の最終選別へ進むために師匠の鱗滝さんから課せられた巨大な岩石を刀で切り刻むという課題が全く成し遂げられずに困惑する炭治郎の元に、狐のお面をかぶった錆兎という少年が現れて、炭治郎の修行を助けてくれる。「やってる。毎日やってる。必死で。でも、全然ダメなんだ。前に進めないこれ以上」と嘆く炭治郎に向かって錆兎は「進め!男なら!男に生まれたなら!進む以外の道などない!」と厳しく言い放つ。その修行のおかげでついに炭治郎は岩を切り刻む修行に成功した。

”どんなに苦しくても 前へ 前へ 進め 絶望断ち”という歌詞からは第3話の錆兎のセリフを思い出すとともに、”絶望”を断ち切ることと”岩石”を断ち切ることの掛詞にもなっているのかもしれないと考えたりもした。

 

 

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