人間は宇宙や銀河や星と関係がないというのは本当か? 〜ぼくたちは星のかけら〜

 

水兵リーベぼくの船!!!!!

人間は宇宙や銀河や星と関係がないというのは本当か? 〜ぼくたちは星のかけら〜

・怪しい化学と原子
・原子はどのようにできるのか?
・全ての原子は星から誕生した
・ぼくたちは、星のかけらである

・怪しい化学と原子

ぼくたちは高校の化学の授業で、最初に「原子」というものを習う。「原子」とは、これ以上分けることのできない小さな粒子だと定義され、ぼくたちの生きる物質世界は全て原子で構成されているという。原子の種類のこと元素といい、今は118種類の元素が発見されているようだ。元素の一覧はは元素周期表として表示され、その覚え方としては「すい(H)へー(He)りー(Li)ベー(Be)ぼ(B)く(C)の(N,O)ふ(F)ね(Ne)」などというのが有名である。

次にぼくたちは、原子というものはプラスの電荷を帯びた陽子と電荷を帯びない中性子、そしてマイナスの電荷を帯びているその周囲を回っている電子によって構成されると教えられる。ぼくはこの時点で化学というものを信用できないというか、怪しいと思っていた。これ以上分けることのできないものを原子と定義したくせに、電子とか陽子とかに分けられるんかい!と突っ込みたくなったのだ。

だいたい、これ以上分けられないものなんて本当にあるのだろうか。物質を細かく細かくミクロの世界へと観察していけば、無限に永遠に縮小の世界は広がっていくのではないだろうか。しかしこれ以上分けることのできない原子というものが仮にあると仮定したとして世界を説明すれば、物事を便利に捉えることができて便利だからそのように原子というものを定義しただけのことなのだろうと、高校時代のぼくは化学を勉強すべき自分を納得させた。

そこから原子の複雑な世界は広がり、様々な化学反応やエネルギーとの関係などを学んでいき、最終的には大学受験に備えるのだが、ぼくはずっと疑問に思っていたことがあった。原子ってどのように誕生するのだろう。原子が引き起こす様々な反応は学校で教えてくれるものの、そもそも原子がどのように誕生したかということはついぞ教えてくれることはなかった。しかし原子というものを前提として化学の授業が進んでいく以上、それは最も大切な項目ではないだろうか。

 

 

・原子はどのようにできるのか?

学校では教えてくれなかった疑問を、NHKの宇宙の番組がぼくに教えてくれた。一度見ただけなので正確ではないかしれないが、その内容にぼくは衝撃を受けたので未だによく覚えている。この世界を構成する118もの元素がどのようにできあがったのか、皆さんは考えたことがあるだろうか。なかったら、今ちょっと考えてみてください。原子は一体どのように誕生するのか…???

 

 

・全ての原子は星から誕生した

宇宙はまず、ビッグバンという大爆発で誕生したらしい。ビッグバンの後は高温の宇宙で、それが次第に冷まされていってまず陽子と電子が誕生した。それらが結びついて、最も単純な原子である水素が生まれた。水素はお互いに集まり合って、次第に星を形成していった。巨大な星では大きな重力が生まれ、内部には巨大なエネルギーが生じ、内部では水素同士が核融合を起こし、水素同士がひとつに溶け合って、2番目にヘリウムが生まれた。このように星の内部で核融合を次々に引き起こすことによって、118の原子は誕生したというのだ!

まず単純な水素ができて、それらが集まって星を作り、その重力のエネルギーによって次々に新しい元素が誕生していったという原子誕生の衝撃の事実を告げ終わった後で、そのNHKの番組のナレーションはこう言った。

「全ての原子は星から生まれました。私たちは、星のかけらなのです。」

 

 

・ぼくたちは、星のかけらである

ぼくたちは夜空を見上げて、星を見つける。星々は決まった地図を描いており、時が経つにつれ決まった軌道を辿っていく。知っている星座もあれば、覚えきれていない見知らぬ星座もある。見知らぬ星座は、それが星座とすらわからない。航海も冒険も必要なく、グーグルマップで全ての道を導き出せる現代において、星座を記憶する意味はさほどない。夜空を見上げて宇宙に心奪われても、宇宙へと旅立つことはできないので、なんとなく自分とは関係ない世界のように思えてしまう。星の瞬きも、流星も、果てしない宇宙も、自分の人生や生命とは特に何の関係もない世界に思ってしまいがちだ。

しかしぼくたちの肉体が原子で構成されている以上、ぼくたちが星や宇宙と無関係であるとは全く言うことができない。全ての原子は星から生まれたのであり、ぼくたちは宇宙をはるか旅して、この地球に星のかけらとしての肉体を携えながら生きているのだ。ぼくたちの肉体は、宇宙と銀河に浮かぶ星々と兄弟なのだ。そう思えば、この世に関係のないものなんて何ひとつないとすら思えてくる。この肉体と銀河の星が原子で繋がれている限り、ぼくたちを取り巻く森羅万象はあらゆるものが互いに影響し合い関係し合っており、ぼくたちは、孤独であるということはありえない。

 

 

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