医師バイトは1日何人の問診が限界?コロナワクチン接種は予定人数分きちんと受けに来るというのは本当か?
・ワクチン接種予定者の人数はその日の業務の忙しさを決める重要な指標だ
・医師問診バイトは1日何人が限界か?
・経験上、予定人数よりもはるかに少ない受診者数であることがほとんどだ
・1度だけ予定人数分を大幅に超過した会場があった!
目次
・ワクチン接種予定者の人数はその日の業務の忙しさを決める重要な指標だ
ぼくはこれまで様々な場所で、医師としてコロナワクチン業務に従事して来た。医師がコロナワクチンのスポットバイトを選ぶときには給料が高いか低いかも重要な指標だが、もっと重要なのは1日に何人の人々を問診しなければならないかということだ。どれだけの人がワクチン接種のために受診する予定であり、医師の人数は合計で何人だから、割り算して自分は何人の人を問診しなければならないのか計算することは、その日の業務が大変か楽かを見極めるために重要だ。
給料が高いワクチンバイトは、とんでもない人数が接種予定であることもしばしばあるのでしっかりと確認しておきたい。例えばどんなに給料が高くても、1人800人問診予定でその上経過観察まで兼ねているという内容ならばかなりの過酷な労働になるだろう。どんなに頑張って問診すると言っても、現実的に可能な範囲としての限度があるのではないだろうか。
・医師問診バイトは1日何人が限界か?
ぼくが今までワクチン問診バイトをして来た経験から言えば、1日200人を超えると結構過酷な労働で疲弊するだろう。多分1日300人を超えると1人では見切れないのではないだろうか。ものすごく端折った適当な問診なら可能なのかもしれないが、丁寧に適切に問診したならば300人以下が限度だろう。200人を超えた時点でかなりキツかった。慣れればそつなくもっとスピーディーにこなせるものなのだろうか。
・経験上、予定人数よりもはるかに少ない受診者数であることがほとんどだ
しかしいくら案件や契約文に「1日200人受診予定」と書かれていたところで、実際に本当に200人がワクチンを接種しに来るのだろうか。
ぼくの経験上、この受診予定人数が本当に来ることは非常に稀だ。2000人受診予定と書かれていても実際は半分の1000人だったりとか、もっと少ない600人だったりとか、ひどいところでは200人受診予定だったのに16人というところもあった。おそらく後から文句を言われることを避けるために、もしくは契約違反のような感じにならないために、「1日●●人受診予定」という人数は、来る可能性のある最大人数を表記しているのだろう。
しかし問診する側の医師としても予定人数よりも少なくて嫌な気分にはならないので、やはり予定人数には来るはずのないくらいの最大人数を記入してもらえると心も穏やかになるだろう。
・1度だけ予定人数分を大幅に超過した会場があった!
困ったのは1度だけ、「最大800人」と説明に書かれていたのに、実際には1000人超えの受診者が訪れた接種会場があったことだった。医師は4人予定だったので、1人200人見ればいいのだという心構えで参加したところ、蓋を開けてみたら1000人を超えていると言われたので驚愕した。既述したようにほとんどの会場では予定人数よりもはるかに少ない人しか来なかったので、初めてというか唯一、予定人数を大幅に超えた労働をさせられて疲弊してしまった。
しかも契約文には「約800人」と書かれていたわけではなく、「最大800人」と書かれていたのに1000人超えだったことがポイントである。こんなの嘘つきというか、契約違反ではないだろうか。契約を大幅に超過するほどの業務を命じられたのだから、給料も予定より多く払って欲しいと思うのはよくないことだろうか。世の中なんてこんな風に、適当に嘘で騙されて無駄な労働力を搾取されるのが常なのだろうか。
一応アンケートにその旨を書いて伝えておいたが、ぼくの意見が反映されるかは定かではない。
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