儒教と仏教をかけ合わせれることは、日本人の心を揺るがすために重要だ。
鬼滅の刃の人気の秘密を考察!日本人を洗脳するには儒教と仏教をかけ合わせればいいというのは本当か?
・アマゾンプライムで初めて「鬼滅の刃」を鑑賞した
・鬼滅の刃の人気の秘密を考察!日本人を夢中にさせるには儒教と仏教をかけ合わせればいいというのは本当か?
・「鬼滅の刃」の仏教的要素についての記事
・「鬼滅の刃」の儒教的要素についての記事
目次
・アマゾンプライムで初めて「鬼滅の刃」を鑑賞した
先日「鬼滅の刃」というアニメをアマゾンプライムで1クール全話鑑賞した。子供たちに大人気だというから見てみたが、可愛いキャラクターからは予想もできないほど、あまりにも血みどろな物語なのでびっくりした!確かに面白いけれどこんなに毎回血が出てきたり、首とが肉体が引き裂かれたりして、子供達は怖くないのだろうか。こんなの見て夜中トイレに行けなくなってしまうのではないかととても心配だ!
「鬼滅の刃」を見て感じることは、神道的要素と武士道的要素と仏教的要素と儒教的要素という、伝統的日本的なものがふんだんに盛り込まれていることだった。
・日本人を洗脳するには儒教と仏教をかけ合わせればいいというのは本当か?
「沈黙の宗教 儒教」という本は実に面白い本だった。儒教といえば中国とか、孔子とか、論語などのイメージがあるが、孔子が論語を書いて儒教というものが成立してゆくずっと古代から、「儒」という思想や死生観は中国人の根底にあって、その儒の観念に日本人も大いに影響を受けているということだった。
内容として印象深かったのは、日本人が夢中になる新興宗教は「儒教」と「仏教」がうまい具合に織り込まれているという指摘だった。日本人の精神の根底には古来からの影響で儒教と仏教が確かに入り込んでおり、儒教的な要素と仏教的な要素が入っているものを日本人は好み、それらを上手に組み込んだ新興宗教は日本人の間で人気になれるということだった。
この本の説が本当だとするならば、「鬼滅の刃」も儒教的要素と仏教的要素を潜在的にかなり織り込んでいるからこそ、日本人を精神の根底から夢中にさせることに成功しているのではないかと思われた。このブログでも「鬼滅の刃」の儒教的要素と仏教的要素について考察してきた。「鬼滅の刃」の歴史的で爆発的な大ヒットの理由には様々な多面的な要素が含まれているだろうが、儒教的要素と仏教的要素を見事に掛け合わせ、古代からの日本人の心を根底から鷲掴みにしたことも理由のひとつとして挙げられるだろう。
・「鬼滅の刃」の仏教的要素についての記事
・「鬼滅の刃」の儒教的要素についての記事