さくらももこ作詞のおどるポンポコリン誕生秘話!まる子が家族からバカにされたからあの詞が生まれたというのは本当か?

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「おどるポンポコリン」はまる子が家族からバカにされまくったことにより誕生した!!!!!

さくらももこ作詞のおどるポンポコリン誕生秘話!まる子が家族からバカにされたからあの詞が生まれたというのは本当か?

・日本って変な歌が爆発的によく流行る
・1990年年間1位の大ヒット曲はB.B.クイーンズ「おどるポンポコリン」
・第97話「まる子みんなにばかにされる」で明かされる「おどるポンポコリン」誕生秘話を徹底解説
・「おどるポンポコリン」を歌っている坪倉唯子さんの不思議

・日本って変な歌が爆発的によく流行る

日本って変な歌が爆発的に流行る国だなぁという印象がある。「だんご3兄弟」や「およげ!たいやきくん」などの子供向けの不思議な童謡もそうだし、かなり民族的で土着的で神秘的な「ワダツミの木」などが流行ったのも興味深い現象だ。

金と権力を行使して必死に宣伝したものを無理矢理に民衆の間に植え付けて流行らせるのが世の中における大抵のくだらない「流行」の風景だと思われるが、本当に爆発的に流行るものというのはそのようないやらしい無理矢理感がなくても、どこか民族の魂の根底や機微に触れるものがあるのだろう。

日本以外の国でもこのようにして、金や権力を使って無理矢理に流行らせようとしているくだらない偽物の流行以外にも、自発的に変な童謡や民族的な歌が流行するという現象は起こるのだろうか。興味があるので調べてみたいものの、どのように検索すれば納得のいく答えが出るのか全く不明な課題である。

 

 

・1990年年間1位の大ヒット曲はB.B.クイーンズ「おどるポンポコリン」

変な歌の大流行といえば、B.B.クイーンズの「おどるポンポコリン」がその代表格として挙げられる。1990年4月4日に発売されたこの曲はアニメちびまる子ちゃんのエンディングテーマ曲であり、宣伝費もかけていなかったからよくて5万枚売れればいいだろうと思われていたところ、なんとオリコンチャート7週連続1位を記録し、最終的には160万枚を売り上げ、1990年で最も売れたシングルとなった。

作詞はちびまる子ちゃんの作者さくらももこ。コミカルな歌詞が一度聞いたら忘れられないインパクトを解き放っている。

なんでもかんでもみんな
おどりを踊っているよ
おなべの中からボワっと
インチキおじさん登場

いつだってわすれない
エジソンは偉い人
そんなの常識
タッタタラリラ

という歌詞はいつ聞いても意味がわからないが、インパクトはある。さくらももこは一体どのような経緯でこの歌詞を書き上げたのだろうか。実はその詳細はアニメちびまる子ちゃんの中で克明に描かれている。

 

・第97話「まる子みんなにばかにされる」で明かされる「おどるポンポコリン」誕生秘話を徹底解説

それは第97話「まる子みんなにばかにされる」という回だった。タイトルだけではこの回があの伝説のヒット曲「おどるポンポコリン」とどういう関係があるとは全くわからないが、この回はまさに「おどるポンポコリン」がどのような思いでさくらももこによって作詞されたのかが明確に表現されている回なのだ!

まる子はこの回の中で、様々な歴史上の偉い人物を賞賛し、自分も偉い人になろうと変な方向へと突っ走る。まずは薪を背負ってでも本を読んだ二宮金次郎に憧れて、宿題をしながら手伝いの火の番をしていると宿題に夢中になるあまり鍋を焦がしてしまう。今度はヘレンケラーやサリバン先生を尊敬し、その次はマザーテレサ、ファーブル、ナイチンゲール、キュリー夫人に憧れ、次々に尊敬の対象を変えることでみんなから呆れられる。

 

ラジウムという元素を発見したキュリー夫人に憧れ、まる子は家の奥に眠っていた顕微鏡を取り出し、様々なものを観察し始める。まずは自分の髪に付着していたフケを観察し、その美しさに大発見だと感動する。次に部屋の隅に残っていたホコリ、自分の枝毛、おじいちゃんの白髪、消しゴムのカス、爪の垢、鼻くそまで観察し「汚いと思っていたものほど綺麗かもね」と実験は大成功だとおじいちゃんと自画自賛する。

 

 

またファーブルに憧れて瓶の中に蟻、ハエなどの様々な虫を飼育し始める。さらにはエジソンに憧れて時計の分解まで始めてしまう。おじいちゃんだけはまる子は偉いと褒めてくれたが、時計を壊したことでお母さんから激怒され、さらには瓶がひっくり返って飼っていた虫が全て部屋中に逃げ出し、まる子の家は大混乱となる。虫の処理に疲弊しきったまる子は「偉くなったどころかますますばかになった気がする」とうなだれる。

そこにテレビに登場した植木等が「そんなこたどうでもいい〜じゃねぇか〜」と「いろいろ節」という歌を歌っている。ひろしはそれを見て「いいこと言うなぁ、どうでもいいじゃねぇかか。ほんとだよなぁ命に関わること以外どうでもいいことばっかりだよ」と語る。それを聞いてまる子は今度はこの歌を作詞した青島幸男に憧れる。「まる子は青島幸男みたいになってああいう歌を作りたいよー!」と言い始める。ひろしは「青島幸男は偉いんだぞ!国会議員なんだぞ!無理だ無理無理!」とまたもバカにされてしまう。

しかしまる子はめげずに「ふんだいいもん!まる子クレイジーキャッツか青島幸男みたくなるもん!エジソンだって子供の頃はバカにされたんだよ!」と反抗し、さらに家族から呆れられてしまう。青島幸男作詞の「スーダラ節」のような歌を作りたい、15年後その夢を捨てずにさくらももこが作った歌が、エジソンは偉い人、ピーヒャラピーヒャラの「おどるポンポコリン」だったのだった。

 

「まる子みんなにばかにされる」の最後の場面では、「おどるポンポコリン」のエンディングを見ながらひろしとお母さんが汗を垂らしながら「何考えてんだあいつ…」とさくらももこに呆れている場面が映し出されている。

 

 

・「おどるポンポコリン」を歌っている坪倉唯子さんの不思議

「おどるポンポコリン」を歌っているB.B.クイーンズのボーカルは坪倉唯子という女性で、よく中島みゆきのコンサートのバックコーラスを担当している。ぼくは中島みゆきのバックコーラスで彼女が歌っているのを見ていると少し不思議な気分になる。シングル160万枚以上を売り上げ、年間1位に輝いても他の人のバックコーラスをしている人って果たして他にいるのだろうか。

それほどまでの特大ヒットを持っていれば自分だけのコンサートをやったりするだけで十分生活できそうな気がするがどうなんだろう。まぁぼくは坪倉唯子さんじゃないし深い事情も何も知らないが、いつもなんとなく不思議に思ってしまうのだった。

 

 

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