中高学年1位が教える!いい成績を取るためには計画通りに試験勉強することが大切というのは本当か?

(この記事には広告が含まれる場合があります)

 

計画を破壊してこそ、いい成績が取れる!!!!!

中高学年1位が教える!いい成績を取るためには計画通りに試験勉強することが大切というのは本当か?

・中学時代の「試験勉強の計画を立てる」宿題の思い出
・綿密な計画を立て、計画通りに行動してこそ、大きな成果が得られるという常識
・いい成績を取るためには計画通りに試験勉強することが大切というのは本当か?
・自分に必要な計画は、実際に行動してみてからでないとわからない
・計画を立て、計画通りに行動する人が立派だというのは本当か?
・既定の計画を破壊し、行動のさなかで常に新しい計画を生み出せ

・中学時代の「試験勉強の計画を立てる」宿題の思い出

試験勉強を始める前には、まず試験勉強の計画を立てることが重要であると言われている。事前に綿密に考え抜かれた計画に沿って試験勉強を進めていくことによって、暗記や問題集など試験のための学習を効率的にこなすことができ、結果的に優秀な成績を収めることができるというわけだ。

この「試験勉強の計画を立てる」というのは、なかなか学生が自発的に行うことは期待できないらしく、ぼくが中学生の頃には「試験勉強の計画を立てる」という宿題があったことが思い出される。試験の前に「試験勉強の計画を立てる」という宿題を出されることで、中学生たちは仕方なく強制的に学習の計画を立てるようになり、その計画に従って試験勉強を進めていくことを先生は望んでいるようだった。

先生にとっては中学生たちが「試験勉強の計画を立てる」だけでは物足りないらしく、強制的に作らされた試験勉強の計画表の横には「勉強は計画通りにできたか、実際の試験勉強はどのように進んだか」を書き込む空欄があり、そこを書いて毎日先生に提出することによって、中学生たちがきちんと試験勉強の計画を立て、かつその計画通りに実際の試験勉強が進んでいるのかを、先生は逐一チェックすることができた。

 

 

・綿密な計画を立て、計画通りに行動してこそ、大きな成果が得られるという常識

この中学生時代の「試験勉強の計画を立てる」宿題には、一体どのような教育的目的があったのだろうか。その答えは容易に推察できる。先生はぼくたちに、きちんと事前にしっかりとした計画を立てて、そしてそれを実際に行動に移すことによって、大きな物事を計画的に成し遂げられるような人間になってほしかったのだ。

いい成績を収めるための試験勉強に限らず、何か大きな物事を達成する際には、綿密な計画が欠かせないというのが世間一般的なものの考え方だ。自分が何を成し遂げたいのかまずはその目的を見定め、その目的を達成するためには事前にどのような準備を段階的にしていけばいいか、その準備の計画をあらかじめしっかりと立てておくことは、大きな目的を円滑に効率的に達成するために欠かせないと見なされている。逆に言えば綿密な計画をちゃんと立てていなければ、大きくて素晴らしい成果を残すことは難しいだろうと考えられている。

「きちんとした計画を立て、その通りに行動してこそ、人間は大きな物事を達成できるのだ」とあまりに常識的でもっともらしいことを主張されれば、なるほどそうかもしれないなぁと、何となく納得させられてしまうパワーがある。

 

・いい成績を取るためには計画通りに試験勉強することが大切というのは本当か?

しかしぼくは「試験勉強の計画を立てる」宿題を出されていた中学生時代から、あらかじめ計画を立てる行為に怪しさを感じていた。先生はそんな宿題をいちいち出して、計画の重要性をやたらと主張するけれども、決められた計画通りに行動することが本当によい結果を生み出すのだろうか。

ぼくがこんな風に疑問に思ってしまったのは中学生時代、「試験勉強の計画を立てる」宿題に従って、きちんと計画的に試験勉強をしているように見せかけて、実際のところは立てた計画の通りになんて全く試験勉強していなかったからだ。宿題を出されたのでめんどくさいと感じながらも一応計画表は提出するが、その計画表のことを考慮して試験勉強をしたことは一度もない。はっきり言って提出した計画表なんか完全無視して、自分の今やりたいこと、やるべきだとその時直感した勉強だけをやっていたのだ。

そんなやり方で試験勉強をしていても、ぼくは中学高校と6年間ずっと学年1位の成績だったので、きっと計画表を無視した自分の勉強方法は間違っていなかったのだろうと今でも感じられる。逆に生真面目に先生にあらかじめ提出した計画表の通りにやっていては、計画をしっかりと立ててその通りに勉強することが重要だという教育方針に従っていては、もっと成績が悪くなり学年1位を6年間も維持できなかったのではないかとすら思う。

成績学年1位はプレッシャーや周囲からの嫉妬でつらいというのは本当か?

 

 

・自分に必要な計画は、実際に行動してみてからでないとわからない

重要なのは、計画表を信仰しすぎないことだ。せっかく自分のために立てた試験勉強の計画だから、これの通りに進めなければならないと感じられるかもしれないが、そもそもその計画表が正しいという保証はどこにもない。ただの中学生が考えた勉強の計画表に、自分自身の成績をアップさせてくれる力があるのかどうかかなり怪しいとは思わないだろうか。

確かに大まかな試験勉強の流れを把握することは重要だ。地理のことを全然覚えていないから試験2週間前からは主に地理の勉強に専念しようとか、試験までに解くべき物理の問題集のページがかなり多いからこちらを優先的に進めようとか、そういう大まかな試験勉強の計画を立てることには、いい成績を取るために効果があると言えるだろう。

しかし大まかに自分が何をすべきかを把握した後は、とりあえず勉強を開始してやってみることが重要だ。自分がどれくらいのペースで暗記できるのか、問題集をどれくらいのスピードで進めることができるのか、それは実際に行動しやってみないと感覚が掴めないからだ。最初からあまりに細かな計画を立ててみても、実際に勉強を開始してからでないと把握できない項目がたくさんあるので、帳尻を合わせることができずに徒労に終わってしまう可能性が高い。

まずは試験勉強を開始し、行動し、その行動の中で自分がどれだけできるのかを随時把握し、その掴んだ感覚に合わせてこれからの計画を一瞬一瞬変えていくだけの柔軟性が必要なのではないだろうか。実際に行動し、やりながら軌道修正し、今の自分に最も適した学習計画へといつだって変更できるというのが、ぼくの考える最も理想的な試験勉強の方法だ。逆に勉強を開始する前に作られた計画表に支配され、固執し、実際に勉強を始めてみるとこんな計画だとうまくいかないよなぁと心の中で感じているのに、計画を柔軟に変えていけないようではよくない結果が訪れるだろう。

 

 

・計画を立て、計画通りに行動する人が立派だというのは本当か?

ぼくが中学時代の「試験勉強の計画を立てる」宿題で違和感を覚えていたのは、計画を立てることを重要だと教育することはまぁ結構なことだが、きちんと計画通りに勉強を進めないとよくないという雰囲気があったことだった。実際に先生はちゃんと計画通りに勉強が進んだかどうかを重要視し計画表をチェックしていたのだろうから、中学生たちもなるべく先生にいい子だと思われたくてあらかじめ立てた計画通りに勉強しようと心がけてしまうだろう。

しかしはっきり言って、計画的に勉強しているような子供こそ優秀ではなく愚鈍ではないだろうか。計画というのは、実際に試験勉強する前に作られた予定だ。実際に勉強も開始してないのに、自分がどれだけの量をこなせるか、自分がどれだけの速さで習得できるかを、きちんと把握できるわけがない。実際に勉強を開始してみて初めて、自分のペースや能力が把握できるようになるのだから、勉強を開始してから思い描く計画が、勉強を開始する前に決められた計画と異なることは当然である。それながら勉強を開始する前に立てた計画を無視し、破壊し、勉強を開始してから思い描く計画へと軌道修正させられる柔軟性と適応力を持つという能力が、優秀な成績を生み出すために欠かせないだろう。

本当に大切なのは、あらかじめ決めた計画通りに遂行する能力ではなく、むしろその逆に、状況に応じて既定の計画を無視し、破壊し、新たな計画を一瞬一瞬のうちに創造し、更新し、突き進んでいくための度胸ではないだろうか。

 

 

・既定の計画を破壊し、行動のさなかで常に新しい計画を生み出せ

ぼくの中学時代の「試験勉強の計画を立てる」宿題では、当然のことながらいかに計画通りに勉強を進めるかが重要視されており、計画通りに勉強しなかったことを計画表に書いて提出すると“明日からはきちんと計画通りに勉強できるように頑張ろう!”などと書かれていたりして、なんともトンチンカンなコメントだと違和感を感じずにはいられなかった。上記のようにぼくの思想では計画通りに勉強しなかったことこそ素晴らしいことなのに、教師が抱く観念はその真逆を突いていたのだ。

試験勉強の例に限らず、世の中では計画通りに物事を進めることができるかどうかが、素晴らしい人間かどうかを見極めるポイントとなっている。しかしそんな常識は本当に正しいのだろうか。計画なんて何かを始める前に思い描いた空論に過ぎないのだから、実際に行動を起こしてみて手応えと感覚を掴んだ後では、行動前の計画を路線変更して当たり前ではないか。本当に素晴らしい人間というのは、計画通りに物事を進められる人物ではなく、むしろあらかじめ立てた計画を打ち破って、本当に自分にとって必要な計画を、行動や状況の中から随時見出すことができる人なのではないだろうか。

 

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ

成績学年1位はプレッシャーや周囲からの嫉妬でつらいというのは本当か?

偏差値100以上の模試結果を大公開!偏差値が100を超えることがあるというのは本当か?

偏差値が20違うと会話が成り立たないというのは本当か?

「しつこい」「執念深い」性格の長所として成績学年1位を維持!しつこい性格は短所や欠点だというのは本当か?

科目別に徹底解説!学校の勉強は将来役に立たないからやっても意味がないというのは本当か?

勉強しかできない人の特徴と本質とは!「あなたは勉強しかできない」と悪口を言ってもいいというのは本当か?

ちびまる子のように夏休みの宿題を最終日にまとめて全部やる子供がいるというのは本当か?

学校の勉強を頑張りいい大学いい会社に入って高収入になれば幸せな人生を送れるというのは本当か?

勉強がイヤなものだというのは本当か? 〜勉強嫌いののび太くん〜

毎日10時間以上勉強?!国公立医学部に合格する人はめちゃくちゃ勉強を努力しているというのは本当か?

 

関連記事