本当です!!!!!
医者は製薬会社に高級弁当を無料でもらえるというのは本当か?
・製薬会社は薬の説明会に高級弁当を持ってきてくれる
・医学生の時もお弁当をもらうことができた
・医者が製薬会社からもらうお弁当で処方する薬を決めるはずがない
・製薬会社の人はボールペンもやたらとくれた
・製薬会社は薬の説明会に高級弁当を持ってきてくれる
ぼくが医者として働いていて楽しみだったことは、製薬会社の営業の人が薬の説明会を開いてくれる際に、美味しいお弁当を持ってきてくれることだった。どういう経緯でこのような習慣ができあがったのかは全く知らないが、医者は製薬会社の人から薬の説明を詳しく聞くときに製薬会社からお弁当をもらえるのだった。それもコンビニやスーパーマーケットで売っているような安物ではなく、料亭などで作られているであろう高級弁当だった。
おそらく美味しいお弁当をあげるから、忙しい労働の合間にでも製薬会社の新しい薬の説明を聞きにきてくれという意図があったに違いない。お弁当がなければ、多忙な労働環境の中時間を割いてまで、誰も薬の説明を聞きに来る心の余裕を持たないだろう。
・医学生の時もお弁当をもらうことができた
医者は病院で労働して薬を処方しているから、製薬会社の説明会でお弁当をもらえるのは理解できるとしても、まだ医師免許を持つ前の実習中の医学生の時でさえ製薬会社の説明会に参加でき、お弁当をもらえたのはありがたい仕組みだった。どうせお弁当が余ってしまうのでもらってくださいと製薬会社の人は優しく言ってくれていたが、将来医者になる身なのでお弁当くらい与えておいて損はないだろうという思惑も少しはあったのかもしれない。
製薬会社の人のくれるお弁当は普段食べられないくらい美味しいものだったので、お弁当が医学生時代の実習の楽しみにもなっていた。
・医者が製薬会社からもらうお弁当で処方する薬を決めるはずがない
ちょっとだけグーグルで「製薬会社 お弁当」と検索してみると、医者は製薬会社からもらうお弁当で患者さんに処方する薬を決めているので注意が必要だという記事が散見された。これはとんでもない言いがかりではないだろうか!そんなお弁当なんかで患者さんに出す薬を都合よく変えたりするはずがない。当たり前のことだが医者はいつの時でも、その患者さんに合うであろう最も適切な薬を処方するだけなので、そこに美味しかったお弁当の思い出が介入する余地はない。
・製薬会社の人はボールペンもやたらとくれた
ちょっと前に製薬会社から医者へのお弁当がなくなるという噂が出ていたが、その後も変わらずお弁当は出続けたので嬉しかった。医者の過酷な労働環境の中では、お弁当はただ純粋にひとときの素敵な癒しだったのだ。しかしもしかしたら今後医者にものをやってはならないという規制が厳しくなった場合に、癒しのお弁当もなくなってしまうかもしれない。それを思うとさみしい思いがする。医者という職業にもひとときの癒しくらい残してくれてもいいのではないだろうか。そしてお弁当がなくなったときに、忙しい中わざわざ薬の説明など聞きに行くだろうか。
ちなみに製薬会社の人はお弁当の他に、ボールペンをやたらとよくくれた。ボールペンは仕事でもよく使う必需品なので非常に助かった。わざわざボールペンを文房具屋さんに買いに行かなくても、医者の机の中は製薬会社からもらったボールペンであふれていた。大量のボールペンとひとときのお弁当の癒しをくれる製薬会社の人に助けられ、医者として働く日々は成り立っていたような気がする。