「私の父も本屋だった…。」
クレしん本屋「カスカベ書店」が立ち読みを許さない理由とは?!立ち読みをしてはいけないというのは本当か?
・アニメの中の本屋さんは異様に立ち読みにうるさい
・立ち読みをしてはいけないというのは本当か?
・「カスカベ書店」で立ち読み厳禁な理由は、きちんとアニメ内で語られている
・クレヨンしんちゃんの本屋が立ち読みを許さない理由は、店長の父親にあった!
目次
・アニメの中の本屋さんは異様に立ち読みにうるさい
ドラえもんのアニメを見ていると、のび太が本屋さんに「立ち読みするな!」と怒鳴られている場面をよく見かける。またクレヨンしんちゃんのアニメでも同様に、「カスカベ書店」といういつも出てくる本屋さんでは、しんちゃんの立ち読みをなんとか阻止しようと店長や店員の中村さんが奮闘する姿が描かれている。
特にクレヨンしんちゃんの「カスカベ書店」の話では、いつも行儀悪く立ち読みばかりして本屋に迷惑をかけるしんのすけを、いかに本屋から追い出すかがテーマとなっているので見ていて面白い。「カスカベ書店」の立ち読み妨害対策の徹底さには目を見張るものがあり、絶対に客に立ち読みなんてされてなるものかという店長の執念がうかがえる。彼女にとって本屋の経営は、まさに立ち読みをさせないことをテーマとしているのではないかとさえ感じられてしまうほどだ。
・立ち読みをしてはいけないというのは本当か?
しかしぼくたちの生きている現実世界では、ドラえもんやクレヨンしんちゃんのアニメの中の世界のように、立ち読みをするなと本屋で怒鳴られる機会なんてそうそうない。そうそうないどころかぼくは今まで生きてきて、一度もそんな目にあったこともなければ、そんな場面を目撃したことも全くない。なぜアニメの中でだけはあんなに立ち読みが厳しく禁止されていて、ぼくたちの生きている現実世界と乖離があるのだろうか。
だいたい立ち読みもせずに本を買える人なんているのだろうか。本屋というのはオンラインのアマゾンや楽天ブックスとは違って、ちょっと立ち読みして中身や厚さや概要をある程度きちんと確認してから、購入できるという点によさがあるのではないだろうか。ちょっと立ち読みして中身を確認することにより、アマゾンで衝動買いしてしまい届いてから思っていたものと違ったなんていう不幸な出来事を免れることができるだろう。
ぼくはアマゾンでロシア人作家ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」の全3巻の文庫本を購入してしまい、届いてからこんなに分厚い本だったのか、こんなに太い本3冊も気軽に読めないよと絶望した思い出がある。きちんと本屋でその本自体を確認していれば、そんな失敗は起こらないのだ。結局ぼくは電車の通学時間を利用して効率的に「カラマーゾフの兄弟」を3冊読破したが、電車通学でなかったら永遠に読む気も起きなかったであろう。しかし「カラマーゾフの兄弟」はぼくの中で素晴らしい感動的な作品だったので、どんなに分厚くてもここでオススメする。
・「カスカベ書店」で立ち読み厳禁な理由は、きちんとアニメ内で語られている
もしも現実世界の本屋でも、ドラえもんやクレヨンしんちゃんの中のようにちょっと立ち読みをしただけですぐ怒鳴るような本屋があったなら、そんな本屋にももう行きたくなくなるに違いない。アニメの中の本屋はどれもヒステリックだという意見に、同意する方も多いのではないだろうか。
アニメの中の本屋さんが立ち読みに異様に厳しい理由は、ドラえもんでは詳しく述べられることはなかったが、クレヨンしんちゃんの「カスカベ書店」の店長がなぜそれほどまでにも立ち読みを許さなくなったかのエピソードが、昔きちんとアニメで語られていた。
・クレヨンしんちゃんの本屋が立ち読みを許さない理由は、店長の父親にあった!
「カスカベ書店」の店長が、立ち読みに異様に厳しくなったのは彼女の父親が理由だったという。なんと彼女の父親も本屋さんだったのだ。しかし人柄のよかった彼女の父親は、客に立ち読みをさせ放題だった。そして当然の結果として、本屋さんは潰れてしまったという。そのような父親の過去を知っているからこそ、「カスカベ書店」の店長はあれほどまでに立ち読みを厳しく禁止しているということだった。
なるほどそのような理由を聞けば、「カスカベ書店」で立ち読みがヒステリックなまでに阻止されていることにも納得がいくだろう。しかし「カスカベ書店」はいつもしんちゃんが訪れる度に本棚を崩壊させられたり店の中をめちゃくちゃにされたりして、その上異様な立ち読みの禁止までして客を遠のかせ、きちんと利益を出せているのか心配ではある。
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